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SAKEを愉しむ vol.3 まるでガラスのような焼きもの

by Hasami Life編集部
SAKEを愉しむ vol.3 まるでガラスのような焼きもの

モダンなものから素朴でぬくもりのある器まで、自然をモチーフに“手描き”にこだわり生産する翔芳窯。絵付けの技術を最大限に生かした唯一無二のシリーズ“瑠璃”。まるでガラスのような美しい焼きものの制作現場へおじゃまし、代表の福田雅樹さんにお話を伺いました。

 

手描きと釉薬が生み出す透明感

まるで切子ガラスのような風合いを持ち、透明感のある表情がとても印象的な“瑠璃”。「イッチン描き」という技法を使い、ひとつひとつイッチンで線を描いた後に、釉薬をかけることで模様がつきます。深海を思わせるような群青色の釉薬とイッチンによるラインが生み出す清涼感は、キリッと冷やした冷酒を愉しむときにお勧めです。

瑠璃 手造り平グイ 雨垂れ/アペリティフ 麻の葉(125ml/70ml)。柄は、雨垂れ、麻の葉、網絵の3種類で、徳利(300ml)もあります。


イッチン描きの現場

生産当初はこのイッチン描きができる職人は1人しかいなかった現場に、現在は4人まで増やすことで、しっかりと生産体制を整えています。今回は、イッチン描きが行われる現場を取材しました。


絵付け場には横並びに9つの席あり、イッチン、線描きなどの細かい作業がこの場所で行われています。

注射針のような細い管状の先から出る釉薬でイッチン描きを行います。

高台を“三方割(さんぽうわり)”して、ピンクのペンで目印を付け、目測で麻の葉模様を描き加えていきます。

描く速度と容器を押す強さを調整しながらの作業は、熟練の技が必要です。瑠璃のイッチンは撥水性があるため、線が重なり過ぎると、釉薬がはじけてしまい、模様に影響が出てしまいます。このように職人技を駆使し、人の手が加わることで素朴で温もりを感じる器が生まれているのです。

次回は、伝統的な技法を使いながらも日々変化していく“今どきの酒器”をご紹介します。

(つづきます)



翔芳窯

長崎県東彼杵郡波佐見町折敷瀬郷761-8

0956-85-4724

公式サイト

https://shohogama.com/

Instagram

https://www.instagram.com/shohogama/

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