知るとちょっと楽しい? 波佐見焼のあれこれ
波佐見焼のこと、どれくらい知っていますか?
普段はあまり目にすることのない、原料や焼成、器づくりの道具のこと。
今回は、Instagramの連載企画「はさみ・やきもの小話」でご紹介してきた中から、知ると器を見る目がちょっぴり変わるかもしれない話を集めました。
クイズ感覚で楽しみながら、いつもの器のまわりにある話をたどってみましょう。
そもそも、波佐見焼ってなにからできているの?
まずは、器の原料から見ていきましょう。
ふだん使っている白くてツルツルした波佐見焼は、いったいなにからできているのでしょうか。

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答え: ②石
波佐見焼は、磁器が主流。
その主な原料となるのが、「陶石(とうせき)」と呼ばれる白い石。
波佐見ではおもに、熊本県で採れる天草陶石を使用しています。

波佐見に磁器生産の技術が広まってから、江戸時代ごろには波佐見で採れる石を使っていました。
現在は使われることはありませんが、民家の外壁や道沿いでその姿を見ることも。
町歩きの際には、ぜひ探してみてくださいね。

器を焼くときに起こること
陶石からつくられた陶土は、生地屋さんや窯元で成型され、器の形に。
最後に高温の窯で焼かれることで、完成します。

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答え:②小さくなる
そう、器は窯で焼くと小さくなります。
焼く前と焼いたあとの器を並べてみると、その違いは一目瞭然。

釉薬をかけて焼き上がった器は、素焼の生地から、なんと約10%も小さくなるのです。
波佐見焼の原型や、量産のための石膏型をつくる型屋さんは、それぞれの器の製造工程や生地の収縮率を計算しながら焼きものの形を設計しています。
まさにプロフェッショナルの技ですよね。

窯で活躍する名脇役!?
さて、今度は焼きものづくりで活躍する道具について。
波佐見町にいると、いたるところで目にする白い円盤を、知っていますか?

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答え:③窯の中で器を焼くときに敷く
こちらの道具は、「ハマ」と呼ばれる窯道具です。
焼成時に、器の下に敷くことで、窯に釉薬が流れてくっついてしまうのを防ぐほか、熱による変形を防ぐ役割もあります。

基本的には、焼きものと同じ素材でできており、一度焼くと使えなくなります。
そのため、かつて大量に捨てられたものが、今も道端や河川敷に落ちていることがありますよ。
波佐見で育った子どもたちは、石の代わりにハマを投げ、水切りをして遊んでいたんだそう。
現在では、建物の装飾などに使用されていることも。
窯の中で役目を終えたハマが、今も町のあちこちに残っている。そんな風景も、焼きものの町ならではですね。
器の“足元”に注目!
最後に、わたしたちの食卓に並ぶいつもの器に注目してみましょう。

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答え:高台(こうだい)
「高台」とは、器を支える土台のこと。
器を持ちやすくし、熱いものを入れた際には、手に熱が伝わりにくくする役割もあります。

器をひっくり返してみると、高台の裏には釉薬のかかっていない素地が見えます。
そこを見ると、器に使われている素材の質感がわかりやすく、磁器と陶器を見分けるヒントにもなります。

器を手にする際は、ぜひ“足元”にも注目してみてくださいね。
波佐見焼にまつわる話、いくつ知っていましたか?
ちょっと知るだけでも、器を選んだり、手に取ったりするときの見え方が変わるかもしれません。
これからも、器のまわりにある話を少しずつご紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
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