炊き込みご飯、なにに盛る?
同じ料理でも、盛り付ける器が変わると、見た目や印象も変わります。
こちらのシリーズでは、ひとつの料理を3種類の器に盛り付けて、見比べていきます。
第一回目は、秋に食べたい「炊き込みご飯」。
旬の食材を入れて、出汁でふっくらと炊き上げたご飯は、満足感たっぷりのごちそうですよね。

形も素材も色も異なる3種類のお茶碗を用意しました。

①es rice bowl “青磁釉”
シンプルながら、職人の手仕事を活かした遊び心のある制作手法が特徴のシリーズより、“青磁釉”をチョイス。
淡く透き通るような色合いが上品です。

②568碗 赤絵ザクロ
江戸時代初期、肥前の陶工“高原五郎八”によってつくられたといわれる碗をモチーフにした器。
朱色の背景に、大胆に描かれたザクロが目を引きます。
立ち上がった形状は珍しく、モダンな印象も。
口縁には茶色のサビ絵の具が施され、秋にぴったりの雰囲気です。

③COTO COTO ボウル
ぽってりとあたたかみのある風合いのボウル。
4色のカラーから、“GRG(グレージュ)”を選びました。
こちらは陶器ならではの質感で、秋から冬にかけて、つい手に取りたくなる器です。
盛り付けて、比べてみたら?
同じ量の炊き込みご飯を、それぞれに盛り付けてみました。

形も色もさまざまで、同じ炊き込みご飯でもそれぞれちがった印象になりました。

水色は夏向き……なんて、とんでもない! 青磁がご飯の茶色や人参のオレンジ色を引き立てて、とっても上品に、おいしそうに見せてくれます。
秋をイメージすると、つい暖色の器を手に取りがちですが、青磁にはこんなにも料理が映えるんですね。

こちらは納得の盛り付け。
想像通り、いえ、想像以上によくなじんでいますね。
内側は白無地なので、さまざまな大きさや色合いの具材ともけんかしません。
こちらの器は高さがあるため、中央に高めに盛り付けるのがよさそうです。

COTO COTOのボウルは、ご飯茶碗として使うには少し大きめ。たっぷりめによそうとよりおいしそうに見えると思います。
料理の色と器の色が同系色で、一体感がありますね。
木のお椀やトレーなどとも相性がよく、この時期らしいあたたかみのあるテーブルコーディネートができそうです。

青磁の意外な相性や、器の形によって盛り付け方まで変わることなど、実際に盛ってみると新しい発見がありました。
季節や気分に合わせて、器選びを楽しみたいですね。
みなさんなら、どの器に盛りますか?
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