ようこそ!魅惑の食品サンプルの世界へ♪
焼きものの町・波佐見には今、クリエイターや作家が続々と集まってきています。食品サンプルの製作・展示を行っている『食品サンプルの日本美術』さんもそのひとり。以前は佐世保市を拠点に製作していましたが、ちょうど3年ほど前、波佐見町へやってきました。
引っ越しと同時に、工房はギャラリーにもなりました。つまり、実際に食品サンプルを製作しているところが間近で見学できるほか、たくさんの食品サンプルを触って楽しめてしまう超ワクワク空間!
そこは、子どもだけでなく、大人も(むしろ、大人のほうが!?)夢中になってしまう魅惑の世界♡ たくさんのかわいい食品サンプルの写真とともに、日本美術さんの活動をご紹介していきたいと思います。
古き良きトビラを開け、魅惑の世界へ。
日本美術さんは、波佐見の町の中心部から、少し入ったところにあります。錆びたトタンがとっても味わい深い魅力的な建物は、波佐見空き工房バンク( http://hasami-akikobo.com/ )で出会った物件だそうです。
当初は佐世保市内で新しい工房を探していたそうですが、波佐見の家賃の安さも魅力のひとつとなり、移転を決めたといいます。この場所は、元々焼きものの生地をつくる工場。アンティークな建具やサッシ、皿板(生地を並べる板)など、建物に残っていた“古くても良いもの”を生かしながら、大切にリノベーションされています。
いよいよ、食品サンプルの世界へ♪
幼い頃に連れて行ってもらったデパートのレストラン、ひとりでよく立ち寄る純喫茶店、そして昔ながらの町の中華屋さん。昔も、今も変わらずに、わたしたちの暮らしにそっと寄り添う食品サンプル。ここでは、たくさんの食品サンプルが生まれ、そして色々な街へ届けられています。
トビラを開けると、色とりどりの料理やお菓子たちが待っていました。右を見てもおいしそう! 左を見てもおいしそう! 香りまでしてきそうなほど、リアルな食品サンプルが目白押しで、目移りしてしまいます。食いしんぼうとしては、食べられないのが悲しい!
昔ながらの食品サンプルづくり
こんなにもワクワクさせられる魅力的な食品サンプルを製作しているのは、野田祐輔さん。この道に入って、約20年だそうです。
食品サンプルと一口に言っても、色々な方法があり、ここではクラシカルな作り方が製作の基本。「現在の食品サンプルは主に塩化ビニールで作られていますが、昔はほとんどが“ろう”だったんです。おそらく、みなさんがテレビで見たことがあるのは、ろうを使った食品サンプル作りだと思いますよ」。そう言って、まずはろうで『えび天』と『レタス』を作ってくれることになりました。
自分だけの食品サンプルも作れちゃう!
ろうの製作体験のほかに「ミニパフェ製作体験」もあります。こちらは当日の飛び込みでもOK。小さいお子さんでもできるほど簡単な作業ですが、本格的なパフェが作れちゃうとあって、大人気の体験コースです。
作業時間は15〜20分で1回1500円。持って帰ることができるので思い出づくりにもなりますし、何よりも自分だけのオリジナル食品サンプルが作れるなんて最高じゃないかー♪ ということで、HasamiLife編集部員も初めての食品サンプル作りにチャレンジしてみました。
まだまだ見所満載。魅惑の工房を探検!
ギャラリーを堪能し、手作りのパフェを作り、食品サンプルにすっかり魅せられてしまいましたが、工房の様子はお届けできていませんでした。ちょっぴりのぞいてみたくありませんか? 食品サンプルの奥深き世界はここからです。
食品サンプルは、日本美術さんのInstagram @ ff_hasami ( https://www.instagram.com/ff_hasami/)でも随時公開中です。製作風景を生配信することもあるので、興味がある方はぜひチェックしてくださいね。また、遠方の方にはオンラインショップ(https://whynoteat.stores.jp/)もオススメです。
色とりどりの食べものたちが集まる、魅惑の食品サンプルの世界。もしも、今これを読んでいるあなたがいつか波佐見へ訪れたときには、どうぞふらりと立ち寄ってみてくださいね♪
【食品サンプルの日本美術】
長崎県波佐見町湯無田郷1789
090-9561-3415
駐車場3台分完備
●公式サイト
https://fakefoodweb.wordpress.com/
※営業日は Instagram @ ff_hasami ( https://www.instagram.com/ff_hasami/ ) にてご確認ください。また、たいへん狭い道なので気をつけてお出かけください。
●ミニパフェ製作体験 1,500円(当日予約OK)
●ロウ体験 1,500円(事前予約)
→どちらの体験もお持ち帰りいただけます。