町が、いつもより少しひらく4日間。『オープンハサミ』がはじまります
今年の秋、波佐見町の新たな文化をつくる試みがはじまります。
その名も『オープンハサミ』。
2026年10月31日(土)~11月3日(火・祝)の4日間、窯業、農業、食、文化など、町のあちこちがいつもより少しひらかれます。

オープンハサミは、町内の事業者や人々が、それぞれの仕事場や店をひらき、訪れたひとと交流する町ぐるみのイベントです。
工場を見学したり、ものづくりを体験したり、ふだんはなかなか話す機会のないつくり手と交流したり。飲食や、地域の文化に触れる企画もあります。
それぞれの場所で、さまざまな楽しみ方が用意されていますよ。



気になる場所や体験があったら、公式サイトで各企画の詳細をチェックしてみてくださいね。
なぜ、いま波佐見の町を「ひらく」の?
波佐見焼は、たくさんのひとの手と仕事がつながって生まれています。
けれど、完成した器を手に取るだけでは、その背景にある仕事や、そこで働くひとの姿まではなかなか見えてきません。
それは、波佐見に暮らしていても同じこと。
町の中には、知っているようで知らない仕事や場所、景色が、まだたくさんあります。

いま、波佐見焼の産地では、担い手不足や技術継承に加え、燃料費や人件費の上昇など、ものづくりを続けていくうえでの課題が年々重みを増しています。
なかでも、器のかたちをつくる「生地屋」の減少は、産地全体に関わる大きな課題のひとつです。

だからこそ、まずは仕事を知ってもらうこと。町に暮らすひとたちと出会ってもらうこと。
オープンハサミの計画は、そんな入り口をつくりたいという思いからはじまりました。
「やってみたい」が生まれる場所に
オープンハサミは、訪れる人に町を知ってもらうだけのイベントではありません。
町で暮らし、働く人たちにとっても、「こんなことをやってみたい」を試す機会です。
「新商品の反応を見てみたい」、「前から構想を練っていた催しを実現したい」、「たくさんのひとと交流する場をつくりたい」。

新しい商品や催しだけでなく、ふだんの仕事場をひらくことも、今回の挑戦のひとつです。
たとえば、初めて仕事の現場を公開する清水築炉は、じつは波佐見焼を焼く窯も手がけている会社。
そのほか、岩㟢紙器や工芸イワナガといった、器を入れる箱をつくる企業も参加しています。
器そのものだけでなく、ものづくりの現場や、器を届けるまでを支える仕事にも出会えるのです。

それぞれが、自分たちの方法で、少しだけ扉を開ける。
たくさんの前向きな動きが重なることで、オープンハサミのかたちが少しずつつくられていきます。
「訪れる」から、その先へ
オープンハサミでは、いつもより町がひらかれているので、訪れたひとも「行ってみたい」「やってみたい」が実現しやすくなります。
気になっていた場所に行ってみたり、お気に入りの窯元のつくり手に質問してみたり、思い思いの楽しみ方ができるのが魅力のひとつです。
公式サイトには、参加事業所が一覧できるマップが公開されています。


まずは、「おもしろそう」と興味が向いたところから。すべてを一度に回る必要はありません。
今回知った場所やお店を、次に波佐見を訪れるきっかけにしてもいい。

そうして何度か訪れるうちに、「いつか自分も波佐見で何かしてみたい」と思うかもしれません。
なにかしらのかたちで関わってみたいと思うひとが少しずつ増えていくと、波佐見はもっともっとおもしろい町になりそうです。
今年だけでは完成しないイベント
オープンハサミは、今回が初開催。
今年が完成形ではなく、回を重ねるごとに、取り組みに賛同する町の事業者や参加者が増え、人々の交流の輪も大きく広がっていくことを目指しています。
やきものに関わる仕事はもちろん、農業や食、そのほかさまざまな仕事へも、参加の輪がさらに広がっていくと楽しみです。

毎年続いていくことで、波佐見町の秋の文化として根付いていく。
春の陶器まつりだけでなく、秋にも町を訪れるきっかけを育てていく。
そんな、活気のある町づくりへの取り組みを、Hasami Lifeも追いかけていきたいと思います。
今年の秋からはじまるオープンハサミに、ぜひ参加してみてくださいね!

オープンハサミ
会期 2026年10月31日(土)~11月3日(火・祝)
場所 各参加事業所(本部:波佐見町講堂)
Instagram https://www.instagram.com/open_hasami
企画によって開催日が異なり、予約が必要なものがあります。
各企画の開催日時・料金・予約の要否は、公式サイトでご確認ください。
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