#波佐見焼をたのしむレシピ《7月のひと皿》

#波佐見焼をたのしむレシピ《7月のひと皿》

2020.07.10

※2023年9月6日修正

どんな毎日でも、どんな人にも、一日三回やってくる食事の時間。お気に入りの食器があったなら、おうち時間がもっとたのしくなる気がしませんか? 

暮らしに取り入れやすい波佐見焼と一緒に、手軽で簡単なレシピを紹介する #波佐見焼をたのしむレシピ シリーズ、7月は『鶏肉とアスパラの味噌トマトソース』です。一枚は持っておきたい真っ白いお皿と、可愛らしいパステルカラーのお皿を組み合わせて食卓をつくります。

(料理、スタイリング、写真:minokamo/長尾明子




いろんなお皿を並べて。

カラフルなのに、統一感がある食卓に。

みんなで食べるときも、ひとりで食べるときも、食卓が華やぐだけで、なんだか料理の味まで変わるような気がするのは、わたしだけでしょうか? 器と料理の相性がよいとテーブルがパーッと明るくなりますよね。

今月のレシピの主役は、みずみずしい国産グリーンアスパラガス! きれいなグリーン色が映えるように真っ白い皿に盛り付け、可愛らしいパステルカラーの皿たちを組み合わせます。

アスパラは、波佐見町の特産品のひとつ。公式マスコットキャラクターの“はちゃまる”の尻尾にもアスパラがついている。

アスパラは春先から芽を出し始め、秋口まで収穫できる旬の長〜い野菜。でも、最盛期というならば、やっぱり初夏です。疲労回復が見込める“アスパラギン酸”が含まれているため、暑い季節に選ぶにはもってこいの元気が出る食材。今回は、鶏肉といっしょにさっと煮て、メインディッシュを作ります。

ホールトマト缶やトマトジュースを入れてグツグツ。フレッシュな生トマトでつくってもいいですね!



《 7月のひと皿 》

隠し味の味噌で、コクとうまみをアップ!

鶏肉とアスパラの味噌トマトソース

調理時間:約20分



材料(2〜3人前)

鶏もも肉…1枚(約300g)

塩…少々

グリーンアスパラガス…3本 ※細い場合は6本

玉ねぎ…1/2個

にんにく…1片

A————————

味噌…大さじ2

水…大さじ2

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トマトホール缶…1/2缶 ※トマトジュース200mlでも可

オリーブオイル…大さじ1と1/2



1.鶏肉はひと口サイズに切り、全体に塩をふっておく。Aの味噌は水で溶いておく。


 

2.アスパラは長さを半分にし、下の部分を斜め薄切りにする。太いアスパラの場合、上の部分を縦半分に切る。玉ねぎは繊維に沿って1cm幅に切り、にんにくはみじん切りにする。


3.フライパンにオリーブオイル、にんにくを熱し、香りが出てきたら、鶏肉、玉ねぎを加えて強火で炒める。


4.肉の色が変わって玉ねぎがしんなりしてきたら、薄切りにしたアスパラを加える。


5.玉ねぎに火が通ったら、味噌を加えて混ぜ、トマトホール缶、残りのアスパラの上部を加える。木べらで混ぜながら、水分をとばして出来上がり。




出来上がり! アスパラのしゃっきり感を優先するなら、上の部分は別ゆでし、仕上げに飾るのも◎。

今回使用したのは「鬼木みそ」。地元農家の主婦たちが集まり、農産物を手作りで加工、販売している鬼木加工センターで作られている大人気商品。棚田米も必食!

こちらが鬼木の棚田(7月1日現在)。波佐見へ訪れることがあれば、必ず寄り道してほしい絶景スポットだ。収穫が近づくと、美しい黄金色に! 鬼木加工センターとは目と鼻の先。

炊きたての棚田米をつかったおにぎり。香ばしい煎りごまをふったり、高菜漬けをくるりと巻いたり。

メインディッシュは白くて大きなtorso 角皿〈M〉に。Ovalのサイドプレートは取り分け用に。おにぎりを入れているのは、ボウル〈M〉ボウル〈S〉は大人が片手で持てるサイズだが、子ども用の器としてもおすすめ。ヨーグルトやゼリーなど、デザートにも使える。

torso 角皿〈M〉はひとり用の食事にも大活躍。パスタやチャーハンのほか、ワンプレート朝食にもぴったり!




《今回、使用した食器》

●torso 角皿〈M〉

  ●oval サイドプレート

  ●oval ボウル〈M〉

  ●oval ボウル〈S〉

  ●es cup〈S〉

  ●family vase〈M〉



▼こちらもどうぞ!

「100人の暮らしを豊かにする100のものづくり 〜essence of life 〜」

“暮らしの中で、豊かさを感じられるものづくり”をコンセプトに、新しいデザインと機能を追求するデザインプロジェクト「essence of life」。産地の伝統を大切にし、日々変化していく暮らしに寄り添いながら、新しい“もの”たちを生み出しているのは、陶磁器デザイナー・阿部薫太郎(あべ くんたろう)さん。阿部さんが考えるデザインの本質とは?

「鶏肉とアスパラの味噌トマトソース」を作ってみた方は、ぜひ #波佐見焼をたのしむレシピ のタグを付けてInstagramやTwitterで投稿してくださいね。また、お気に入りの波佐見焼に盛り付けたお料理への #波佐見焼をたのしむレシピ のタグ付けも大歓迎です。

野菜の旬は、生産地や品種によって多少異なります。ぜひ、みなさんの地元の食材が手に入ったときにお試しいただけたらうれしいです。来月も、波佐見町の特選素材を使ってレシピをお届けします。どうぞ、お楽しみに!

【レシピを教えてくれたのは】 

 minokamo/長尾明子(料理家・写真家)

岐阜県美濃加茂市出身。料理家、写真家として全国を飛び回り、「ごはんで町を元気に!」をテーマに、各地でその土地に根差したメニュー開発、キッチンプロダクトのフードコーディネート、雑誌へのメニュー提案ほか、各世代がつながるイベントを開催。味噌料理も得意とする。各地の郷土食を取材し、紹介する活動も行っている。

 http://minokamo.info/

 https://www.instagram.com/minokamo/?hl=ja




【取材協力】

鬼木加工センター

長崎県東彼杵郡波佐見町鬼木郷990-5

0956-85-7416

営業時間:8:00~12:00 13:00~17:00 ※昼休憩あり

定休日:日曜日

駐車場:10台以上

(メモ)地元農家の主婦たちが集まって、地元の棚田米や野菜を使って無添加で加工販売を行う。 取り扱い商品は、鬼木棚田米、鬼木みそ、フリーズドライのみそ汁、清流漬け(みそ漬け)、かりんとう、梅干し、柚子胡椒など。

 

農産物直売所「どろんこの里」

長崎県東彼杵郡波佐見町宿郷893-1

0956-85-8211

営業時間:8:00~18:00

定休日:1/1~1/5

駐車場:10台

(メモ)オープンしてすぐ8時過ぎが品揃えがよい(生産者さんによっては9時頃に納品)。10〜11時は混雑することが多い。

 



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この記事を書いた人
Hasami Life 編集部