“植物と器”のある暮らしを愉しむ

“植物と器”のある暮らしを愉しむ

2020.06.12

春から初夏は、緑が増え花が咲き誇るシーズンですね。こんな季節は、「花器」を暮らしの中に取り入れてみませんか? 形、素材、色など、それぞれの器の特徴を生かしながら、暮らしを愉しむヒントを紹介します(四季折々の花や木々が楽しめる長崎県波佐見町にある「西の原」地区にて、特別に撮影させていただきました)。

 

植物を“新しい形”で愉しむ

植物を新しい形で愉しむことを提案するブランド「Ha'(ハ)」。
イギリスのプロダクトデザイナー・Sebastian Bergne(セバスチャン・バーン)による、日々変化するライフスタイルの変化に応え、ユーモアと生き生きした精神が組み合わせた知的なデザインです。

手で包み込みたくなるような可愛らしい形。庭や森に育つ果物を思わせる丸いFruit Vasa は、自然の草花でもいいし、剪定された後のいらない枝をシンプルに飾っても馴染む。

Tuba(M)Panter with Vase には2つの口があるので、使い方はアイデア次第。「花とペン」「花とカトラリー」など組み合わせも自由。Tuba(M)Panter with Vase のみ、“差し込み式水差し”が付属されている。

 

白い器の上で愉しむ

スウェーデンを活動拠点とするガラス作家・山野アンダーソン陽子さんがデザインしたテーブルウェアシリーズ「Yoko Andersson Yamano」。白磁の器に施されたリムのラインは、職人がひとつひとつ丁寧に手描きしています。

本来であれば、食器としての機能をもったリムボウル 200mmリムプレート 100mm。器の綺麗な白を活かして、リムボウルには鑑賞用の花を浮かべ、リムプレート 100mmにはハーブを添えました。

 

器の景色を愉しむ

agasukeフラワーベースの「紅梅」は、辰砂(しんしゃ)という技法を使って赤い色を出しています。素焼きの生地に銅に反応する釉薬をかけ、近くに銅を塗ったものを置いて一緒に還元焼成することで赤く発色します。窯の温度などや釉薬の掛け方によって、柄の出方に大きく個体差がでる場合もありますが、個性のひとつとして大切に生産しています。

1点1点違う柄が魅力のagasukeフラワーベース、紅梅。2点並んだフラワーベースの辰砂の柄は、1つとして同じものはない。円すい形と約15cmの高さを活かして、ススキなど背が高い植物や曲線のある植物を活けても。紅梅のほか、ベーシックな白磁、水空の3色展開。

【撮影協力】

南創庫
長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4
0956-76-7214
駐車場 70台(第一駐車場20台、第二駐車場50台)
営業時間 11:00-18:00
定休 水曜日
https://www.facebook.com/minamisouko/

西の原
長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4
駐車場 上記と同じ駐車場をご利用ください。
営業時間や定休は、店舗毎に異なりますので、直接お問い合わせください。
http://24nohara.jp/

この記事を書いた人
Hasami Life 編集部