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【コラム】とっておきの生活道具 ”テーブルクロス編”

by Hasami Life 編集部(すえなが)
【コラム】とっておきの生活道具 ”テーブルクロス編”

Hasami Life 編集部員ひとりひとりが書くコラム。波佐見の暮らしや焼きものにまつわる話、生活道具の話、そしてちょっぴりプライベートなことまで、各々が自由気ままに綴ります(不定期更新)。


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はじめまして。

Hasami Life 編集部のすえながです。

わたしは、昨年末まで約7年間、長崎県波佐見町にある生活道具のお店「HANAわくすい」の運営に携わっていました。

「HANAわくすい」は、“ずっと使えるものをコンセプトに、日々の生活に寄う商品を揃えたセレクトショップです。機能性や飽きがこないデザインも重要ですが、作り手の顔が見え、背景にストーリーがあるものを取り扱っています。

2019年5月、HANAわくすい前。庭の植物が鮮やかな頃。

作家もの、工業製品、古いものなど関係なく、実際に使ってみて、丈夫で使い勝手がよいものを選ぶこと。それはお店にいたころから変わらない、わたしにとって「選ぶ基準」です。

Hasami Life 編集部として、焼きものに関わる日々ですが、今でも生活道具全般がお気に入り。そこで、わたしが自ら使っているとっておきのものについて書いてみようかなと思います

今回紹介したいのは、『テーブルクロス』です。

毎日同じ器で、同じ机で、、、「マンネリしがちな食卓に変化をつけたい!」と思うことはありませんか? そんなとき、わたしはテーブルクロスでバリエーションを増やしています。

テーブルクロスの多くは、汚れが落ちやすい吸水性や速乾性があるリネンが使われています。

リネンの織り方や産地によっても、雰囲気や品質が変わるんです。例えば、レースカーテン用に細めの糸で粗めに織ったもの、吸水目的のために太めの糸で目を詰めて織ったものなど、本当にいろいろあります。その中でも、私が愛用しているのは、「doinel(ドワネル)のTABLE CLOTH」。フレンチリネンを100%贅沢に使用したものです。

畳んでもふんわりとしていて、指が沈むようなやわらかさがあります。


「doinel」は、東京・青山にあるインテリア&グロサリーのお店で、テーブルクロスを含めたdoinelオリジナルアイテムも手掛けています。シンプルなのにどこか好奇心を掻き立てられる商品が揃っていて、東京へ行くたびに立ち寄っています。

これまでにたくさんのテーブルクロスを見てきましたが、その中でも目をひいたのがこの「doinelのTABLE CLOTH」。じつは「HANAわくすい」で販売していて、色や素材へのこだわりがとても好評でした。

私の知る限りテーブルクロスには、落ち着いた色のベージュや白が多く使われています。その中でも、無地のライトブルーは珍しい色なので目にとまるんです。自然なしわ感を出すために施された”ワッシャー加工”もいいんですよ。

リネンと聞いたら、厚みがあってごわついた質感を思い浮かべると思いますが、「doinelのTABLE CLOTH」はわずかに光沢があり、しわ感さえも上品な印象を受けます。

このテーブルクロスは普通に洗濯もできるし、扱い方がとても楽なんです。わたしはアイロンをかけずにそのまま使っています。折り目が気になるときは、サッと霧吹きをすることである程度しわを伸ばすことができます。

モダンな柄のマグカップなどと合わせて。グレーの器との相性もぴったりです。

和柄のそば猪口に合わせて。日の差し込み方でテーブルクロスの表情も変わってきます。

テーブルクロスとしてはちょっといいお値段がするのですが、本当に買ってよかった一枚です。友人を招いたときや目隠しなど、いろんな用途で使えるので、わが家では大活躍! ちょっとの工夫で日々の暮らしって楽しくなったり、豊かになったりするんですよね。

それではまたときどき、私のお気に入りのものを紹介させてくださいね。

 

Hasami Life 編集部(すえなが)
この記事を書いた人
Hasami Life 編集部(すえなが)
長崎県出身。器が好きすぎて絵付の経験あり。長崎県波佐見町にある「HANAわくすい」で店長として商品のセレクトや企画運営に約7年間携わる。現在は、Hasami Life 編集部に所属。食べることが好き。波佐見町内の飲食店、あちこち回っています。