HOME よみもの 波佐見を歩く マルヒロの公園『HIROPPA(ヒロッパ)』OPEN! 2021.10.08 マルヒロの公園『HIROPPA(ヒロッパ)』OPEN! by Hasami Life 編集部 2021年10月1日、波佐見町に人気になること間違いなしの新スポットが誕生しました。波佐見焼のメーカー・マルヒロが運営する私設公園「HIROPPA(ヒロッパ)」です。子どもたちが元気いっぱい遊べる公園は、さまざまな植物がありバリアフリーにも配慮されています。さらにマルヒロの直営店やキオスク、カフェも併設! Hasami Life 編集部はオープン前に、マルヒロ3代目社長の馬場匡平(ばば きょうへい)さんに「HIROPPA」を案内してもらうことができました。写真とともに詳しくお届けします! いつでも四季の彩りを感じられる公園 芝生が広がり、いろいろな品種の木々が植えられた公園内。春にはソメイヨシノが咲き、夏には緑がいっぱいになり、秋には十月桜が咲いて紅葉が色づくように……と造園されたそうです。「四季を感じてもらえるように」との思いが込められています。 園内にはこんなものも用意されています! こちら、人工芝のクッション。なかにスポンジが入っていて、洗えるそうです。公園のいろんなところへ持っていって座ったり寝転んだりして、公園にある草木や花々をゆっくり眺めてみてください。 遊び場あり、アートあり。 HIROPPAのデザインを手掛けたのは、多分野の建築・デザインを手掛ける「DDAA/DDAA LAB」の代表、元木大輔さん。上空から見ても整ったつくりになっています。 約1200坪の敷地にはマルヒロと親交のあるアーティストによるオブジェや絵があり、公園の広範囲に緩やかな勾配がついていたり凸凹がつくられていたり、おもしろい仕掛けがいっぱい! 公園の出入り口部分に、土偶作家・三浦宏基(みうらひろき)さんの作品が2体。波佐見焼の窯元で働いたのち2020年に独立し、波佐見町に隣接する佐賀県武雄市で作陶している。 コンクリートの壁に大きなウツボの描かれた砂場。砂は廃材となった焼きものを細かく砕いたもの。裸足で歩いても大丈夫。じつは水も貯められて、ビーチに変身するときも! 階段状になった三角形の大きな凹み。写真奥には、ポコっと隆起した芝生の凸がある。座って休憩するのも、走り回って遊ぶのも自由なんだそう。 公共の公園だとスケートボードや、ボール遊びなどは禁止されてる場合が多いですが、「HIROPPA」では時間を区切ることで自由にのびのび遊んでもらえるようにする予定だそうです。まだスケートボードなどを解禁する時間帯や曜日などは決まっておらず、これから公園の使用状況に合わせて検討するとのことでした。 「ルールのボードの一部を裏返せるようになっていて、一部の遊びが禁止かOKかを変えられるようにしました」と馬場さん。このボードを見ると、スケートボードなどの普段は禁止の一部の遊びが、◯がついて解禁されていることがわかる仕組みになっている。 直営店、カフェ、キオスクも。 「HIROPPA」には直営店、カフェ「OPEN-END」やキオスクが入った建物も併設されています。あれもこれも、気になります! マルヒロの器が並んでいて、手にとって買いものができる。 飾ってある絵も販売している。「売れたら、また新しい絵を描いてもらえばいい。循環して常に新しい空間になるといいですね」と馬場さん。 キオスクでは毎日お弁当も販売。ちなみに週末にはキッチンカーも公園内で食事を販売するそう。お天気のいい日に芝生の上で食べたら最高ですね! カフェ「OPEN-END」では、コーヒーはもちろん子ども向けのソフトドリンクも充実。いずれは公園内で育てたパッションフルーツやキウイをジュースにしたいとの構想も。 紹介しきれないほど「たのしい」「おもしろい」がたくさん詰まった公園。実際に訪れて体感してほしいです。大人も子どもも集まる波佐見の新スポット、ぜひ遊びに来てください。 +++ HIROPPA(ヒロッパ)入場料:無料オープン時間: 10:00〜18:00定休日:不定休、基本毎日開いているそうです。住所:長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷682駐車場:あり※やきもの公園から徒歩10分ほどです。 Tweet 前の記事へ 一覧へ戻る 次の記事へ Hasami Life 編集部 この記事を書いた人 Hasami Life 編集部 walking 関連記事 2023.03.17 【開催中】テーブルウェア・フェスティバル展@波佐見 波佐見焼の業界では、テーブルウェア・フェスティバルに合わせて新商品を開発する窯元が多く、この時期は新作が目白押。現在、波佐見町の陶磁器ショップ『ÔYANE(オーヤネ)』では「テーブルウェア・フェスティバル展」を開催中です。 2022.12.23 うつわの箱屋さんからはじまった、パッケージメーカー岩㟢紙器の仕事 やきものの箱を波佐見で60年以上つくり続けている「岩㟢紙器」さん。現在はお菓子や化粧品など多種多様なパッケージを手掛けていらっしゃいます。商品の「顔」ともいえるパッケージは、一体どんなふうにつくられているのでしょうか。 2022.11.25 minokamoがつくる!中尾山・秋陶めぐり【後編】〜料理旅×波佐見焼〜 「出かけた先でその土地の食材を料理することも、旅の大きな楽しみ!」と語る料理家のminokamoさんに戦利品の波佐見焼で料理を楽しむ姿を見せていただきました。中尾山・秋陶めぐり【後編】のスタートです。
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