波佐見焼でたのしむ秋の味覚
風が涼しくなり、日差しの暑さも和らいできました。食欲の秋といえば、ぶどうやいちじくなどのフルーツに、サンマ、ほっくりした栗やさつまいも、それからきのこ。いろんな食材を楽しめる季節ですよね。今回は秋の味覚をたのしむ波佐見焼をご紹介します。
1つの器で「和」と「洋」2つの秋を満喫
肌寒くなる秋冬に食べたくなるのが、身体を温めてくれる汁物です。秋の食卓で大活躍するきのこを使って。和風のきのこ汁と洋風のスープ、両方に合う器をセレクトしました。これからの季節に活躍する器です。
ido碗は、和食にも洋食にも似合う器。豊富なカラーバリエーションから、秋っぽいマットな侘黒をセレクト。おにぎりやパンには、マットな質感の「HASAMI PORCELAIN」Natural を合わせて、統一感をもたせました。
このido碗の侘黒は、釉薬のかかり具合に個体差があるのが特徴。ベースはマットな質感ですが、ところどころツヤ感のあるものもあります。こうした違いは窯変(窯の場所によって温度が釉薬に変化がおこる)によるもので、ふたつと同じものはなく、個性としてお楽しみいただけたらと思います。
ポンと盛り付けを楽しんで
難しいことは考えず、気楽に果物をのせてみましょう。質のいい器があれば、テクニックいらずでいい雰囲気に。
巨峰といちじくを合わせたのは、スウェーデンを拠点に活躍するガラス作家・山野アンダーソン陽子によってデザインされたテーブルウェアシリーズ「Yoko Andersson Yamano」。白い生地が食材の色味を引き立てます。統一感もあってすっきりしたコーディネートができます。
周囲の立ち上がり部分に角度があるため、スプーンですくいやすく、ほどよい幅のリムは、手を添えたり持ち運ぶときに便利です。転がりやすいフルーツをポンと盛るのにもちょうどいいシリーズです。
機能性の高いサイズ・形状のバリエーションだけではなく、リムのラインは職人の手で丁寧に施され、洗練されたフォルムに柔らかな風合いを生み出しています。
「Yoko Andersson Yamano」シリーズは、秋はもちろん冬にも活躍します。「寒い冬に使いたい、スープのうつわ」の記事もどうぞ。
秋色プレートでアップルパイ
今回は、豊富なカラーバリエーションとサイズで人気の「Common」から Yellow をピックアップ。アップルパイで秋色コーディネートをしてみました。
品種によっても異なりますが、りんごの葉は黄色く紅葉するのだそうです。プレートをりんごの葉に見立てて、アップルパイをのせました。
「Common」は器のサイズが豊富なので、お好みに合わせて選ぶことができます。オーバルプレートだけでもなんと6サイズ! 今回のようにケーキを盛り付ける場合だと、150、190、230㎜あたりがおすすめです。どんなシーンもカバーしてくれるベーシックなデザインは使い勝手が抜群で、食洗機や電子レンジにも対応しています。
サンマと長角皿、これぞ秋のテーブル
脂ののった魚が出まわる秋、長角皿の出番が多くなる季節でもあります。サンマの塩焼きに大根おろしとゆずを添えて。
Hasami Lifeで販売している長角皿の中でも、一番長い32.5cmの 琉璃 長角皿。サンマもはみ出すことなく盛り付けられます。長角皿以外は白化粧でまとめることで、琉璃色がより映えるコーディネートに。あざやかな色で食卓を華やかに見せてくれるので、おもてなしにもおすすめ。ちなみに柄のモチーフになっている「麻の葉」は古くからある日本の伝統模様で、魔よけの意味があります。
長角皿は焼き魚だけでなく、おかずを3~4品をのせてもおしゃれです。単調になりがちなテーブルコーディネートに変化をつけたいときにお試しください。琉璃 長角皿 はふちが若干上がっているので、ちょっとした汁気のあるものも盛り付けてOKです。
琉璃のシリーズが生まれるまでのストーリーはこちら!
窯元探訪【翔芳窯】福田雅樹さん vol.5 器と料理の関係。「ホワイトライン」が目指す姿
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いかがでしたか?
旬の食材が豊富な秋、波佐見焼でテーブルコーディネートをたのしんで、より「おいしい!」と感じる時間を彩ってみませんか。