サステナブルイベント【HASAMI no WA】へ行ってきました。
11月3日(祝・金)~11月5日(日)に開催されたサステナブルイベント【HASAMI no WA】。Hasami Life 編集部は初日に参加してきました。
このイベントは、先日「波佐見焼に欠かせない石膏型の秘密。」でも取り上げた波佐見町の石膏型のリサイクルの取り組みを、実際に見たり食べたりしながら体験できるイベントです。
さっそくイベントの様子を紹介します!
廃石膏を肥料にした農作物を愉しむ
会場についてすぐ目に入るのは、大きなしずく型のモニュメント。B品と呼ばれる製品基準に達していないけれど、使用上はまったく問題のない商品をこのイベントでは「hasami drop」と呼んでいます。hasami dropの販売は、波佐見町で長年行われてきた持続可能な取り組みです。このhasami dropを象徴するモニュメントには粉にした廃石膏を入れる体験ができます。
会場内ではスタンプラリーも実施していました。シートにスタンプを押すのではなく、缶バッジを集めて文字を完成させるルール。オリジナルエコバックに5つの缶バッジをつけると、町内の中華料理店「くまや」で使える商品券や、hasami drop 1品などが当たるガラポンにチャレンジすることができます。
続いては廃石膏を撒いた畑で作られたさつまいもの「サスティナブル芋くじ」に挑戦しました。1回100円でできるこのくじ。1等はなんとさつまいも5本がもらえるとのこと。早速、引いてみます。
結果は4等でしたが、私の顔くらいの大きさのさつまいもをゲットすることができました。これだけで通常のさつまいもの2~3倍あるのでとてもお得です。
他にも、割れてしまった磁器を石代わりに敷いて焼く「磁器焼いも」や、さつまいもを薄くスライスして揚げた「サツマブルチップ」など、その場で食べられるものも充実しています。
他にも波佐見産米粉500gと、レシピ冊子の無料配布も行われていました。
この米粉は「陶箱クッキー」に使用されている米粉で、米粉専用米を育てる際にも廃石膏の粉を田んぼに撒いて育てています。
この米粉で作った「だご汁」も会場内で食べることができました。町内の中華料理店「くまや」がこの日限定で具材たっぷりのだご汁を販売していました。
器を焼成する際に使用する道具を使った体験も!
体験イベントも充実していました。器を焼く際に使用するハマ。ハマは窯で器を焼く際にやきものを乗せている板に器がくっつかないように敷く、波佐見ではおなじみの窯道具。これを「ブンブンごま」にするブースもありました。
やきものに関するクイズやゲームもいっぱいです。
窯業試験センターのブースでは、廃石膏と石膏を使って、置き物を作る体験も行われていました。どんな置き物を作っていたかというと…… !?
ここから家に持ち帰り1週間ほど完全に乾かしたら、置き物として使用可能になります。私も早速家に飾っていますよ。
波佐見焼のワケあり品やレンタルも
イベントでは、もちろん器も購入できます。
会場では13の商社が器の販売を行っていました。製品基準に達していないけれど、使用上はまったく問題のない波佐見焼を特別価格で販売していました。
そして会場の外では、西海陶器が倉庫を開放して行う倉庫市も開催!サンプルで作られた一点ものや、ユニークな器などなど、お手頃価格で器を購入可能!
他にも会場内では、器のサブスク「KIGAE」のブースも。こちらは1か月550円で最大50枚の器を借りられるサービスです。
レンタルされている器は、倉庫で長年保管されたままの器や、わけあり品(B品や試作品)など使用する際には問題のない一度も使用されていない器です。
借りられる場所は、マルミツの直営ショップの2階。波佐見有田インターを降りて波佐見に向かう道を行く左側に見えてくるお店です。
盛りだくさんな内容のサステナブルイベント「HASAMI no WA」。まだまだ知られていない波佐見町の秋のお祭りです。
皆さんもぜひ足を運んでみてください!