ひととき、愉しむ、ウツワ vol.1
コーヒータイムはドリッパーにもこだわる
奥深きコーヒーの世界。その魅力を知れば知るほど、味わいだけでなく、道具やマグカップにもこだわりたくなるもの。実はドリッパーにも、磁器や半磁器で作られた製品があるのをご存知ですか? ここでは、L.A.から逆輸入されたという注目のプロダクト“HASAMI PORCELAIN”を紹介します。
HASAMI PORCELAINのドリッパーは器と磁器の性質を併せ持った「半磁器」。半磁器とは、土と石の両方をブレンドした原料を使い、釉薬をかけて1200~1300℃で焼いたもの。陶器の温かで柔らかい印象はそのままに陶器と磁器の中間的な性質を持っています。つまり、陶器の冷めにくいというメリットと、磁器の丈夫さも兼ね備えているので、ドリッパーにぴったりの素材。直径が145㎜あるのに、中が空洞になっているので思った以上に軽いのも特徴。ストレスなく、使うことができます。
ドリッパーは大きく分けて、台形型と円錐型があります。台形型は、抽出が長くなるため、安定したコクのある珈琲を淹れることができます。一方で円錐型は大きめの穴が一つなので、抽出時間が短くなり、すっきりとした味わいになります。淹れる速度によって味の調整も可能です。HASAMI PORCELAINのドリッパーは、円錐型。豆の種類やその日の気分によってドリッパーの形を変えてもいいですね。
アメリカと日本の文化の融合
HASAMI PORCELAINというシリーズは、アメリカに拠点を置くデザイナー篠本拓宏さんのディレクションにより作られています。ポットのサイズはアメリカ人の食生活に合わせて大容量。素材は1960年代に作られていた波佐見焼からイメージを得ています。つまり、アメリカと日本の文化を混ぜた器なのです。たくさん入るメリットを活かして、大人数集まるときに使いたいですね。
今回、紹介できていないだけでも、Karitaなど多くのメーカーが波佐見でドリッパーを作っています。メーカーによって、素材、穴の数や作り方など違うので、街で見かけたら手に取ってみるのも面白いかもしれません。コーヒーの道具にも、器と同じように奥深い世界が広がっています。