新年を波佐見焼で♪ ワンプレートおせち

時が過ぎるのは早いもので、今年もあとわずかとなりました。
みなさんは、どんな年末年始を過ごされますか？

家族や親戚で集まって、ごちそうを囲んで、和やかなひととき。
友人とホームパーティーを開いて、美味しい料理やお酒を片手にわいわいと。

どう過ごそうかと考えるだけでも、なんだかわくわくしますね！

お正月に欠かせないのは、やっぱり、おせち。
ごちそうがぎっしりと詰まったお重のおせちもいいですが、今年はちょっと趣向を変えてみませんか？

ちょっと手軽に、もっと楽しく。
波佐見焼を使った「ワンプレートおせち」をご紹介します。

職人技が光る「kotohogi」で、遊び心のあるお正月。

「ワンプレートおせち」とは、その名の通り、一枚のプレートに盛りつけて楽しむおせちです。

お重をつかわないので片付けも楽ですし、盛りつけも、コツがわかれば簡単です。
一人暮らしの方や、少人数でお正月を過ごす方におすすめ。

まずはプレートを選びましょう。

おすすめは「kotohogi」の8号丸磁盆。直径25cmの大ぶりなプレート。
どこか愛くるしい表情の鶴は、一つひとつが職人の手描きなんです。

線の部分はわずかに盛り上がっていて、趣がありますよ。

「kotohogi」の絵柄と余白を生かして、羽の部分に盛りつけるのがおすすめです。

黒豆や紅白なますなどの汁気があるものは、少し深さのある器にいれて。

淡い色味のさくら小付はシンプルなデザインで、シーンを問わず使いやすいです。

品数が少ない分、食材にはひと工夫。
シンプルな紅白かまぼこも、飾り切りするとこなれた印象に。

「手綱かまぼこ」という、縁結びや家庭円満を願う切り方にしてみました。

最後に、エビチリと伊達巻を盛りつけて完成。

おせちではうま煮や塩焼きでいただくことが多い海老。
ちょっと大胆に、エビチリなんていかが？

伊達巻は一人分にカットして、断面が見えるように盛ると、黄色の鮮やかさでぱっと華やぎます。

5品を盛りつけると、こんな感じ。
鶴が大きく広げた羽に、お花がぽっと咲いたようなワンプレートになりました。

せっかくなので、波佐見町で作られている日本酒「六十餘洲（ろくじゅうよしゅう）」も一緒にいただきましょう。

まんりょう 盃は「万両」の葉と実を模した柄が描かれた、波佐見伝統の染付の器。
そのめでたい名前から、商売繁盛の縁起物とされています。

一人一皿用意して、家族で過ごすお正月にも。まったりとした晩酌のお供にもいいですね。

料理を際立たせる「彫刻紋〈白磁〉」で、スタイリッシュなワンプレート

「ワンプレートにいっぱい盛りつけたい」という方は、包容力ある白磁のシンプルなプレートを。

洗練された紋様が料理をさりげなく引き立たせてくれる、彫刻紋〈白磁〉角皿 中がおすすめ。

プレート全体に盛りつけるコツは、一番最初に「中心」を決めること。
そこを始点に盛りつけていけばいいので、全体のバランスが取りやすくなります。

今回は生ハムを何枚か重ねてぐるぐると巻き、バラに見立ててみました。

かまぼこは、飾り切りで「三つ編み」にしてみました。
このほかにも、「結びかまぼこ」や「あやめ」などの飾り切りに挑戦してみるのも楽しそうですね！

プレートがシンプルなので、飾り切りや飾り串も映えます。

エビチリは、さくら 小皿に乗せて。
小皿に乗せることで全体的に立体感が生まれ、メリハリが出ます。

今回は生ハムやエビチリの色味と合わせた器を選びましたが、赤色や緑色などを取り入れて、小皿を差し色にしてもいいですね。

最後に、筑前煮。
汁気があるもの、ソースやタレがかかったものは、味が混ざらないように豆皿に入れましょう。

晴 豆皿はほどよい深さがあり、おせちにぴったりな縁起物モチーフ。
青はオレンジや黄色などの暖色をより鮮やかに見せてくれるので、筑前煮の人参や、隣に盛りつけた伊達巻が引き立ちます。

新年は、波佐見焼で迎えよう

波佐見焼で迎える、新しい年。
いつもより、ちょっと手軽に、晴れやかに。そんなおせちはいかがですか？

お正月を楽しく健やかに過ごせたら、「今年もきっといいことが起きそう」とわくわくした気持ちが高まりそうです。

みなさまも、素敵なお正月を迎えてくださいね！