咲き匂う春の色彩【はじめての波佐見LIFE 6歩目】

by Hasami Life 編集部(くりた)
咲き匂う春の色彩【はじめての波佐見LIFE 6歩目】

波佐見の暮らしや焼きものにまつわる話、そしてちょっぴりプライベートなことまで。編集部員が自由気ままに綴ります(不定期更新)。

こんにちは、Hasami Life 編集部のくりたです!

春ですね。自然いっぱいの波佐見町で迎えるこの季節は、とっても豊か。私は2020年の5月に引っ越してきたので、はじめての波佐見の春を堪能しています!


+++

春の風景は、冬とは色彩の豊かさがまるで違うんだということに、日々感動しています。まだ寒いかな?と思う時期から、「大丈夫だよ、もうすぐ春だよ」とでもいうように梅の花がほころび、そのあと順番に菜の花や水仙、そして桜が開花しました。

写真を撮ってまわってきたので、波佐見の春、ご覧ください!
まずは水仙の花。山の斜面や、おうちの庭、道端でも見かけます。

(2021年3月19日撮影)

菜の花もあちこちで咲いていて、畑などに植えてあると一面の菜の花畑になっています。あざやかな黄色が、明るい気持ちにさせてくれます。

(2021年3月19日撮影)

やっぱり、春といえば桜。波佐見にはしだれ桜の木が何本かあります。もともと役場でしだれ桜を文化財として保護する活動をされていた町民の山口浩一さんに、おすすめスポットを教えていただきました。


ひとつ目が、田ノ頭郷の民家で一般公開されているしだれ桜。見に来る方々のために、整備もしっかりされています。今年は感染症の影響もあり一般公開していませんが、また来年以降にはみんなで楽しめるといいですね。

(2021年3月19日撮影)

ふたつ目が、東前寺のしだれ桜。由緒あるお寺の見晴らしのいい場所に、しだれ桜があります。また、このお寺にはパワースポットも! 波佐見に住む者として、もっと早く訪れたらよかったと思った場所です。

(2021年3月17日撮影)

東京や横浜に住んでいるときにも桜を見てきましたが、波佐見町の風景の中で眺めるのは、また格別。陶郷と呼ばれる中尾山では、世界最大級とも言われる登り窯や、今は使われていないレンガの煙突のある町並みとソメイヨシノを一緒に楽しめちゃうんです。

写真の真ん中奥に見える、段々に連なっているのが登り窯跡。中尾山ならではの景色と桜を一緒に見られるって、なんて贅沢なんでしょう。(2021年3月19日撮影)

去年は感染症の影響で中止だった中尾山の桜陶祭ですが、今年は感染症対策をして開催するそうです! 今年は開花が早いので、桜陶祭当日には桜は散ってしまっているはず。せめて写真で楽しんでほしいと思い、撮影してきました。

中尾山交流館横の中尾川沿いのソメイヨシノ。水面に映る桜も風情が感じられる!(2021年3月23日撮影)

ソメイヨシノの桜並木を楽しめるのが、桜づつみ河川公園。5キロメートルに渡って、ず〜っと桜が楽しめるそう。今回ははさみ温泉近くのスポットで撮影してきました。桜の下、遊歩道をお散歩するのが気持ちよかったです。

河川と畑にはさまれた桜並木は、見晴らしがよく存分に楽しめる。(2021年3月25日撮影)

おまけに、この春出会った、生後一ヶ月の子ヤギの姿もお届けします。真っ白な子ヤギたちが緑の草のじゅうたんの上で日向ぼっこをする姿に癒され、日差しの春らしいあたたかさに季節を感じました。

おでこを撫でると、角が生えかけていた。みんなでぎゅっとまとまってお昼寝したり、草を食べたりとのんびり過ごしている姿に、ときめきが止まらない……!(2021年3月3日撮影)

長崎の中でも寒いと言われる波佐見町。そのぶん、春の訪れがよりうれしく感じられます。季節の移ろいを草花が教えてくれる、自然に囲まれた場所に住む幸せをかみしめる日々です。

先日、そんな花々を眺めて過ごしながら、「花咲くうつわをテーブルに。」という記事を書きました。波佐見の自然に囲まれて、波佐見で働く人々がつくった器たちが、あなたの暮らしで花咲くといいなあと思っています。

それではまた!

Hasami Life 編集部(くりた)
この記事を書いた人
Hasami Life 編集部(くりた)
Hasami Life で働くため2020年5月から波佐見町に住みはじめた。ライター兼カメラマン。陶郷・中尾山の風情のある景観の中で咲く桜が圧巻で、お散歩しながらちょっと泣いてしまった。この町は、美しいです。