昼も夜も、みんなで波佐見のピクニック! HASAMI no WAに参加しよう
※10月30日更新 台風接近に伴い、2日(土)のイベントは全日中止となりました。ご注意ください。
来たる2024年11月2日から4日。3連休の間、波佐見町では大型イベント「HASAMI PICNIC」が開催予定です。
「波佐見町のサスティナブル」を題材にして2021年に始まったプロジェクト「HASAMI no WA」では、例年この時期に波佐見町内でのイベントを開催しています。まだまだ新しい催しですが、春の陶器まつりに並ぶ盛り上がりを目指すべく、毎年アップデートが重ねられています。
昨年のイベントレポートはこちら。十分楽しそうですが、今年はもっとパワーアップ予定!
今年は、改めてこのイベントの主旨を振り返りつつ、このイベントを知らなかった方にも興味を持っていただけるよう、開催前に情報をお届けします!
HASAMI no WAとは?
そもそも、HASAMI no WAのプロジェクトは、焼きものづくりの盛んな波佐見町の「負の側面」ともいえる「廃石膏」の問題に焦点を当てた取り組みをきっかけに始まりました。
焼きものづくりの過程で必ず出てしまう、摩耗して使えなくなってしまった石膏型。
それを粉砕し、畑に撒き、農作物の肥料として活用する。
そこからできた米粉が、今や波佐見町のお土産として大人気の「陶箱クッキー」をはじめ、産業に活かされていく……「半農半陶の里」と呼ばれる波佐見町の、窯業と農業という2大産業が結びついた、地域内循環モデルが形成されたのです。
ここから、波佐見町のサスティナブルな取り組みはスタートしたのでした。
詳しくはこちらのよみものをご覧ください。
11月に開催されるイベントは、こうした事例を基に、参加者が楽しみながら体験し、知って、みんなで考える機会をつくること、すなわち「サスティナブルなコトづくり」を目指したイベントなのです。
遊ぶうちに学べるサスティナブル
イベントでは、実際に遊び、体験できるコンテンツが満載。
磁器焼き芋
石焼き芋ならぬ、「磁器焼き芋」。割れて使えなくなった磁器のかけらを使って芋を焼いています。熱伝導の良い磁器を熱したら、焼き芋もできちゃうんですね。
芋は、イベントの主催である商業組合のメンバーがみんなで集まり、苗植えから収穫までを行っています。
編集部も取材をしつつ、集まりに参加しました。
また、この磁気焼き芋に使われている芋は、陶箱クッキーの原料の米粉と同じく、「波佐見のめぐみ」と呼ばれる石膏肥料を撒いた土で栽培されています。
波佐見焼(hasami drop)の販売
「波佐見町に来たら、やっぱり波佐見焼を手に入れたい!」
そんなあなたもぜひHASAMI PICNICへ。
イベントでは、うつわを「hasami drop」と称してアウトレット価格で販売しています。
hasami dropの売り上げの一部は、これからの波佐見町での持続可能な取り組みに充てられます。お気に入りのうつわを手にすることで、波佐見のサスティナブルな取り組みの一員になれる。素敵なことですよね!
HASAMI PICNICでは、ほかにもさまざまなコンテンツが用意されています。
プロジェクトの原点となった石膏の粉を使った「重さあてクイズ」や、波佐見焼をつくる過程で使用する、「ハマ」という道具を再利用した「ハマのブンブンごまづくり」など、実際に見て、触れて感じられる内容が盛りだくさんですよ。
これまでは捨てられていたものに新たな価値を見出すコンテンツの数々に参加することで、さらなるサスティナブルなアイデアが生まれてくるかもしれません。
一緒に楽しく参加しながら、自由に考えてみませんか?
まずは来てみて、ピクニック!
とはいえ結局、サスティナブルってなんだろう……?
わかっていないから参加しづらい、という方もいるかもしれません。
そこで、今年の実行委員会は「まずはたくさんの人に来てもらうこと」を目標に、計画を進めてきました。
今年のテーマはズバリ『HASAMI PICNIC』。
昼は、秋の心地よい風を感じながら、さまざまな体験やお買い物を楽しんで。
夜はちょっとおしゃれに、たくさんの灯りと星空の下でくつろぎの時間を過ごすナイトピクニックの体験を。
昼と夜の二部制で、イベントを満喫できる内容となっていますよ!
特に、今年はナイトイベントが初開催。
会場全体のライトアップや、有名シェフ監修のおしゃれな波佐見焼付きのピクニックセット、人気の飲食店のキッチンカー出店など、足を延ばして訪れる価値アリです。
「なんだかハードルが高そう」と思った方も、興味のあるアクティビティやおいしいフード、写真映えのするナイトイベントを目当てに、まずは参加してみてください。
全力で楽しむうちに、出店社や参加者の「それぞれのサスティナブル」に触れ、自然と感じること、思うことが出てくるかも。ぜひ、秋の3連休は一緒に盛り上がりましょう。
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