2025年9月19日(金)~9月24日(水)、福岡県北九州市で『西日本陶磁器フェスタ』が開催されました。
会場は「西日本総合展示場」。陶磁器の“即売会”が目玉で、今年でなんと47回目となります。
西日本だけでなく、全国各地の焼きものが一堂に会するため、来場者数は6日間で約50,000人といった人気ぶり! リピーターの方も多いそうですよ。
今回は、Hasami Life編集部が取材(&おかいもの)に行ってきました。会場のようすを写真とともにふり返ります。ぜひぜひご覧ください。

会場は広々とした展示場。約250ものブースが集まった。
まずはやっぱり波佐見焼から!
波佐見焼の出展も多数。ふだんから波佐見町で焼きものに接する編集部員ですが、改めて見てみると、波佐見焼といってもほんとうにさまざまです。
「おしゃれでかわいい」「使いやすくて毎年買い集めている」といったうれしい声もちらほら。どのブースも賑わいを見せていました。


小さいものにも一つひとつ職人の手がかかっている。イッチンで描かれた素朴な表情を見比べて、お気に入りを見つけたい。

大新窯の「ネコ会議シリーズ」はすべてフリーハンドで描かれているというから驚き。

土もの(陶器)を得意とする
利左エ門窯。食品サンプルと一緒にスタイリングされているため、イメージがつきやすく、料理を盛り付けたくなる。

整列する鳥。遊び心のあるものは、使い道がすぐにがかばなくてもついつい手に取ってしまう。

日用食器が多い波佐見焼ではすこし珍しいアクセサリーも!

会場内で全国うつわめぐり
Hasami Lifeをご覧の方は、きっと波佐見焼に限らず、器好きの方たちではないでしょうか。
編集部もわくわくしながら、普段なかなか訪れることのできない他産地のうつわをじっくり見てきましたよ!
まずはお近くから。波佐見焼も含め、長崎県と佐賀県の8つの産地が連携した「肥前やきもの圏」。
各産地を紹介するブースを構えていました。

ここに立ち寄れば、肥前地区の焼きもののことがよくわかる。今年は500円引きのクーポンの配布が好評。

有田焼の箸置き。繊細な造形と磁器の風合い、呉須の色味が美しい。

伝統的な青磁を受け継ぐ鍋島焼(なべしまやき)。風鈴でも有名な産地。
ほかにも、全国各地の焼きものが盛りだくさん。
個性の光るものばかりです。

器=「せともの」という方もいるかも? 愛知県の瀬戸焼。深い貫入(ガラス質の釉薬のヒビ)や、結晶(写真中央の徳利に入った釉薬の模様)に惹かれる。

生活雑器として親しまれてきた福岡の小石原焼(こいしわらやき)。土のぬくもりと現代の食卓にも合うモダンなテイストがマッチして魅力たっぷり。

やわらかな風合いが魅力的な山口県の萩焼(はぎやき)もおしゃれに。
土のあたたかみはそのままに、深いターコイズブルーや淡いピンクが現代風。

関東最古の産地、茨城県の笠間焼(かさまやき)。こちらの窯では、自然や宇宙を思わせる、鈍く光る青色のうつわがイチオシ。

波佐見焼のような大きな産地だけでなく、各地の個人作家さんも多く出展。それぞれの個性あふれる一点ものこそ、ぜひ直接手に取りたい。
焼きものだけじゃない、広がる楽しみ
こちらのイベントの魅力は、全国29産地の陶磁器が買えるだけにとどまりません。
食卓や暮らしに関する“焼きもの以外”の企画も充実しています。

全国から焼酎の酒造が集うコーナーは圧巻。お気に入りの酒器とともにお酒もいただきたい。

出展窯元の作る花器に華道家が花を生けるコラボレーションも。大きな花器に生き生きとした花が迫力満点!

編集部が心惹かれたのはこちら。練り上げ(異なる色の粘土を組み合わせて模様を表現する技法)で花瓶に表現された花の絵柄と、生けられた花のブルーと白が調和して、これぞ「花と器との出会い」。

調理道具も豊富。「堺打刃物(さかいうちはもの)」として有名な、大阪・堺の包丁がずらり。いい器を手に入れたら、料理の腕も磨きたくなるもの。


来場者参加型のコーヒーカップ展も。気に入ったカップに投票したら、プレゼントが当たる抽選に参加できるしくみ。毎年開催されているとのことなので要チェック。

絵付体験やろくろ体験、練り上げの体験などワークショップも。陶磁器のイベントは子ども連れには少しハードルが高いもの。ここならファミリーで楽しめそう。
全国各地の器を、食や料理、暮らしといったさまざまな観点から楽しむ。なんとも贅沢なイベントでした。
次から次へとほしい器に出会えるうれしさを一度味わうと、毎年訪れるリピーターの気持ちもうなずけます。
すでに来年の日程も決まっており、2026年9月18日(金)~23日(水・祝)の6日間を予定しているそうです。
イベントの公式サイトでは随時情報が更新されますので、あわせてチェックしてみてくださいね。
この記事を書いた人
Hasami Life 編集部(すぎた)
焼きもののイベントは「運命の出会いがあるかも」とわくわくしますよね。わたしは西日本陶磁器フェスタから帰ってきて、食器棚を買い足しました。
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