#波佐見焼をたのしむレシピ《5月のひと皿》
どんな毎日でも、どんな人にも、一日三回やってくる食事の時間。お気に入りの食器があったなら、おうち時間がもっとたのしくなる気がしませんか? そこで、暮らしに取り入れやすい波佐見焼と一緒に、手軽で簡単なレシピを紹介する新連載を始めることにしました。
今月のテーマは “旬野菜”をおいしく食べる #波佐見焼をたのしむレシピ です。生命力あふれる旬野菜の濃〜い味わいと美しくて自然な彩りは、波佐見焼との相性もバッチリ。初夏の畑の恵みをギュギュッと詰め込んだ『スナップえんどうのポテトサラダ』を料理家のminokamoさんに教えていただきます。
(料理、スタイリング、写真:minokamo/長尾明子)
旬野菜だから、いつものサラダがおいしくなる!
波佐見焼のふるさと・波佐見町のある長崎県は、実はじゃがいもの産地。北海道には及びませんが、その生産量はなんと全国第2位! この時期に出回っている“新じゃがいも”は九州産が多く、1〜3月に作付して5~7月にかけて収獲するので「春作」とも呼ばれています。
貯蔵せずに集荷されるため、 “掘りたてのフレッシュなおいしさ”が味わえるのが新じゃがいもの特徴。「みずみずしくてやわらかい新じゃがの魅力を最大限に楽しんでほしいので、スーパーなどで出会ったらぜひ1週間以内に食べきって」とminokamoさん。
今回は、この時期おいしさがMAXになるスナップえんどうを加え、ダブル主役のポテトサラダを教えてくれました。これぞまさに旬の贅沢! 春先から初夏だけのスペシャルな味わいをお楽しみください。
《 5月のひと皿 》
お酢をプラスして夏向きのさっぱり味に!
スナップえんどうのポテトサラダ
調理時間:約10分
材料(作りやすい分量)
新じゃがいも…中3個(約300g)
新玉ねぎ…1/4個(約40g)
スナップえんどう…10個
米酢または穀物酢…大さじ1/2
マヨネーズ…大さじ2
塩…小さじ1
黒こしょう…少々
1. じゃがいもは皮つきのままで4等分にカットし、やわらかくなるまで蒸す。
※電子レンジで加熱してもOK。耐熱容器にじゃがいもを入れてラップをし、600wの場合は5分30秒〜6分、500wの場合は6分〜7分30秒を目安に加熱します。
2. じゃがいもを蒸している間に新玉ねぎを薄切りにし、大きめのボウルに入れておく。スナップえんどうは筋を除いてから塩少々(分量外)を加えた熱湯でさっとゆでてザルに上げる。流水で熱を取って水分をきってから斜め半分に切る。
※スナップえんどうは先っぽがとがっている側の筋が太いので、そちら側から取ると楽ちんです。
3. じゃがいもが蒸し上がったら、温かいうちに皮を半分くらいむく。
※新じゃがは皮が薄くてやわらかく、皮まで食べられるのも魅力なので、残ってても無問題! 熱々のほうが皮はむきやすいけれど、やけどには注意してくださいね。
4. 新玉ねぎ入りのボウルに温かいじゃがいもを入れてつぶし、粗熱を取る。酢、マヨネーズ、塩を加えてよく混ぜてから、スナップえんどうをざっくりと和え、黒こしょうをふったら出来上がり!
※じゃがいもは、めん棒やすりこぎ、ポテトマッシャー、玉じゃくしなどを使って好みの食感になるまでつぶしましょう。
「スナップえんどうはポリシャキッという食感が大きな魅力。フレッシュなものは生で食べてもおいしいんですよー! なので、ゆでるのは本当にさっとでOK。わたしは熱湯に放ってから1分を目安にザルに上げちゃいますね。水分をしっかりきるのもポイントです」とminokamoさん。
スナップえんどうの代わりに、アスパラやきゅうりを入れるのもおすすめ!
「新じゃがいもや新玉ねぎでなくても、もちろんおいしく作ることができますよ。普通のじゃがいもを使う時は、皮をむいてから蒸しましょう。レンジ加熱の場合は水大さじ1をふりかけると、新じゃがに近いねっとりとした食感になりますよ。マヨネーズ好きの方は分量よりもちょっと多めに加えてみたり、どうぞおおらかに試してみてくださいね!」
《今回、使用した食器》
● essence studio line
● essence studio line
● essence studio line
● Common
▼essence studio line
シンプルな形状をベースに、柄の絵付けや各色の釉掛けを、それぞれ得意とする窯元が担当。職人の技術を活かした、遊び心のある製作手法がコンセプトのシリーズです。また、手仕事によって施された色・柄は、それぞれ表情が異なり、全く同じものはありません。
▼Common
国籍やスタイルの垣根を超え、時代にも左右されないテーブルウェアを追求したブランド。普遍的なデザインに裏付けられた実用性とともに、品質と価格帯を確保し、より多くの人に、より長くつきあっていただけるテーブルウェアを実現しています。2014 GOOD DESIGN AWARD/2015 IF DESIGN AWARD
「スナップえんどうのポテトサラダ」を作ってみた方は、ぜひ #波佐見焼をたのしむレシピ のタグを付けてInstagramやTwitterで投稿してくださいね。また、お気に入りの波佐見焼に盛り付けたお料理への #波佐見焼をたのしむレシピ のタグ付けも大歓迎です。
野菜の旬は、生産地や品種によって多少異なります。ぜひ、みなさんの地元の食材が手に入ったときにお試しいただけたらうれしいです。来月も、波佐見町の特選素材を使ってレシピをお届けします。どうぞ、お楽しみに!
minokamo/長尾明子(料理家・写真家)
岐阜県美濃加茂市出身。料理家、写真家として全国を飛び回り、「ごはんで町を元気に!」をテーマに、各地でその土地に根差したメニュー開発、キッチンプロダクトのフードコーディネート、雑誌へのメニュー提案ほか、各世代がつながるイベントを開催。味噌料理も得意とする。各地の郷土食を取材し、紹介する活動も行っている。
【取材協力】
長崎県東彼杵郡波佐見町宿郷893-1
0956-85-8211
営業時間: 8:00~18:00
定休日: 1/1~1/5
駐車場 : 10台
(メモ)オープンしてすぐ8時過ぎが品揃えがよい(生産者さんによっては9時頃に納品)。10〜11時は混雑することが多い。
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