HOME よみもの 器と食 #波佐見焼をたのしむレシピ《5月のひと皿》 2020.05.15 #波佐見焼をたのしむレシピ《5月のひと皿》 by Hasami Life 編集部 どんな毎日でも、どんな人にも、一日三回やってくる食事の時間。お気に入りの食器があったなら、おうち時間がもっとたのしくなる気がしませんか? そこで、暮らしに取り入れやすい波佐見焼と一緒に、手軽で簡単なレシピを紹介する新連載を始めることにしました。 今月のテーマは “旬野菜”をおいしく食べる #波佐見焼をたのしむレシピ です。生命力あふれる旬野菜の濃〜い味わいと美しくて自然な彩りは、波佐見焼との相性もバッチリ。初夏の畑の恵みをギュギュッと詰め込んだ『スナップえんどうのポテトサラダ』を料理家のminokamoさんに教えていただきます。 (料理、スタイリング、写真:minokamo/長尾明子) 旬野菜だから、いつものサラダがおいしくなる! 波佐見焼のふるさと・波佐見町のある長崎県は、実はじゃがいもの産地。北海道には及びませんが、その生産量はなんと全国第2位! この時期に出回っている“新じゃがいも”は九州産が多く、1〜3月に作付して5~7月にかけて収獲するので「春作」とも呼ばれています。 貯蔵せずに集荷されるため、 “掘りたてのフレッシュなおいしさ”が味わえるのが新じゃがいもの特徴。「みずみずしくてやわらかい新じゃがの魅力を最大限に楽しんでほしいので、スーパーなどで出会ったらぜひ1週間以内に食べきって」とminokamoさん。 今回は、この時期おいしさがMAXになるスナップえんどうを加え、ダブル主役のポテトサラダを教えてくれました。これぞまさに旬の贅沢! 春先から初夏だけのスペシャルな味わいをお楽しみください。 今回は、波佐見生まれの新鮮野菜たちを使って。真っ赤なラディッシュは彩りに◎。 野菜は、波佐見町の農産物直売所「どろんこの里」で購入。波佐見、三河内、有田、伊万里などのとれたて野菜がずらり。農家さんが直接搬入している(写真:Hasami Life編集部)。 野菜だけでなく、近郊で水揚げされた魚介類も。手作りの豆腐や味噌、練り物のほか、調味料や卵、惣菜類も豊富なので、スーパー代わりに訪れる地元住民も多い(写真:Hasami Life編集部)。 《 5月のひと皿 》 お酢をプラスして夏向きのさっぱり味に! スナップえんどうのポテトサラダ 調理時間:約10分 材料(作りやすい分量) 新じゃがいも…中3個(約300g) 新玉ねぎ…1/4個(約40g) スナップえんどう…10個 米酢または穀物酢…大さじ1/2 マヨネーズ…大さじ2 塩…小さじ1 黒こしょう…少々 1. じゃがいもは皮つきのままで4等分にカットし、やわらかくなるまで蒸す。 ※電子レンジで加熱してもOK。耐熱容器にじゃがいもを入れてラップをし、600wの場合は5分30秒〜6分、500wの場合は6分〜7分30秒を目安に加熱します。 2. じゃがいもを蒸している間に新玉ねぎを薄切りにし、大きめのボウルに入れておく。スナップえんどうは筋を除いてから塩少々(分量外)を加えた熱湯でさっとゆでてザルに上げる。流水で熱を取って水分をきってから斜め半分に切る。 ※スナップえんどうは先っぽがとがっている側の筋が太いので、そちら側から取ると楽ちんです。 3. じゃがいもが蒸し上がったら、温かいうちに皮を半分くらいむく。 ※新じゃがは皮が薄くてやわらかく、皮まで食べられるのも魅力なので、残ってても無問題! 熱々のほうが皮はむきやすいけれど、やけどには注意してくださいね。 4. 新玉ねぎ入りのボウルに温かいじゃがいもを入れてつぶし、粗熱を取る。酢、マヨネーズ、塩を加えてよく混ぜてから、スナップえんどうをざっくりと和え、黒こしょうをふったら出来上がり! ※じゃがいもは、めん棒やすりこぎ、ポテトマッシャー、玉じゃくしなどを使って好みの食感になるまでつぶしましょう。 「スナップえんどうはポリシャキッという食感が大きな魅力。フレッシュなものは生で食べてもおいしいんですよー! なので、ゆでるのは本当にさっとでOK。わたしは熱湯に放ってから1分を目安にザルに上げちゃいますね。水分をしっかりきるのもポイントです」とminokamoさん。 新じゃがは水分が多くてやわらかいので、粗めにつぶしても口当たりよく仕上がる。じゃがいもの熱で玉ねぎが持つ辛味は和らぎ、また玉ねぎを水にさらす必要もないため、栄養もそのまま取り入れることができる。一石二鳥! スナップえんどうの代わりに、アスパラやきゅうりを入れるのもおすすめ! 「新じゃがいもや新玉ねぎでなくても、もちろんおいしく作ることができますよ。普通のじゃがいもを使う時は、皮をむいてから蒸しましょう。レンジ加熱の場合は水大さじ1をふりかけると、新じゃがに近いねっとりとした食感になりますよ。マヨネーズ好きの方は分量よりもちょっと多めに加えてみたり、どうぞおおらかに試してみてくださいね!」 直径19cmのプレートは、一人分の器として使い勝手にいい大きさ。ポテトサラダをこんもりと盛り付け、ラディッシュやバゲットを添えて。他にも、目玉焼きとサラダなど、朝食にもおすすめのサイズ。やや深さもあるので、多少汁気がある料理も大丈夫! essence studio lineというシリーズはカラーバリエーションも豊富。色合いの雰囲気に統一感があるので、異なる色を組み合わせてもしっかりなじむ。プレートとカップを入れ替えてもこの通り! 《今回、使用した食器》 ● essence studio line es plate〈19cm〉織部釉・黄磁釉 ● essence studio line es cup〈S〉織部釉・黄磁釉 ● essence studio line es creamer〈M〉飴釉 ● Common テーブルフォーク ▼essence studio line シンプルな形状をベースに、柄の絵付けや各色の釉掛けを、それぞれ得意とする窯元が担当。職人の技術を活かした、遊び心のある製作手法がコンセプトのシリーズです。また、手仕事によって施された色・柄は、それぞれ表情が異なり、全く同じものはありません。 詳しく見る ▼Common 国籍やスタイルの垣根を超え、時代にも左右されないテーブルウェアを追求したブランド。普遍的なデザインに裏付けられた実用性とともに、品質と価格帯を確保し、より多くの人に、より長くつきあっていただけるテーブルウェアを実現しています。2014 GOOD DESIGN AWARD/2015 IF DESIGN AWARD 詳しく見る 「スナップえんどうのポテトサラダ」を作ってみた方は、ぜひ #波佐見焼をたのしむレシピ のタグを付けてInstagramやTwitterで投稿してくださいね。また、お気に入りの波佐見焼に盛り付けたお料理への #波佐見焼をたのしむレシピ のタグ付けも大歓迎です。 野菜の旬は、生産地や品種によって多少異なります。ぜひ、みなさんの地元の食材が手に入ったときにお試しいただけたらうれしいです。来月も、波佐見町の特選素材を使ってレシピをお届けします。どうぞ、お楽しみに! 【レシピを教えてくれたのは】 minokamo/長尾明子(料理家・写真家) 岐阜県美濃加茂市出身。料理家、写真家として全国を飛び回り、「ごはんで町を元気に!」をテーマに、各地でその土地に根差したメニュー開発、キッチンプロダクトのフードコーディネート、雑誌へのメニュー提案ほか、各世代がつながるイベントを開催。味噌料理も得意とする。各地の郷土食を取材し、紹介する活動も行っている。 http://minokamo.info/ https://www.instagram.com/minokamo/?hl=ja 【取材協力】 農産物直売所「どろんこの里」 長崎県東彼杵郡波佐見町宿郷893-1 0956-85-8211 営業時間: 8:00~18:00 定休日: 1/1~1/5 駐車場 : 10台 (メモ)オープンしてすぐ8時過ぎが品揃えがよい(生産者さんによっては9時頃に納品)。10〜11時は混雑することが多い。 (最初から読む) #波佐見焼をたのしむレシピ《5月のひと皿》スナップえんどうのポテトサラダ #波佐見焼をたのしむレシピ《6月のひと皿》しいたけ入り雷こんにゃく es plate〈19cm〉 ¥2,090 es cup〈S〉 ¥1,100〜 es creamer〈M〉 ¥880 テーブルフォーク ¥1,320 Tweet 前の記事へ 一覧へ戻る 次の記事へ Hasami Life 編集部 この記事を書いた人 Hasami Life 編集部 関連記事 2023.08.19 ごきげんに食べて暮らしたい。お米を楽しむ夫婦ユニット「ごはん同盟」さんの、器の選び方。 「ごはんのおとも」と言えば、思い浮かぶのは、お米をモリモリ食べたくなるおかずや一品料理。それと同じように、器も「ごはんのおとも」だと思うのです。今回は、炊飯系フードユニット「ごはん同盟」のおふたりに「ごはんのおともとしての器」をテーマにお話を伺いました。 2023.03.10 【限定発売】人気イラストレーター・ミヤタチカさんと波佐見の絵付職人がコラボした『MOGUMOGU プレート』 人気イラストレーター・ミヤタチカさんの自由で楽しい世界観が詰まったキッズプレート『MOGUMOGUプレート』が完成しました。子どもが大好きな「人魚姫」と「恐竜」をモチーフにした2種類の描き下ろしイラストは、ゆるくて楽しくてとってもかわいい! Hasami Lifeでも数量限定発売です。 2023.01.14 長崎ちゃんぽんのおいしい秘密を探る!【後編】ちゃんぽん麺アレンジレシピ 本場長崎の味、長崎ちゃんぽんのおいしい秘密を探る【後編】ちゃんぽん麺アレンジレシピ! 「ちゃんぽん麺をたくさんアレンジしてたのしんでほしい」という水谷製麺の水谷社長の言葉を受け、料理家のminokamoさんは工場見学の翌日、さっそくキッチンへ。簡単で手軽につくれる3つの味と、アレンジのコツを教えてくれました。
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