Hasami Life 掘り出しもの市! vol.3
Hasami Life編集部が、とっておきの掘り出しものを紹介するこの企画。アンティークのような珍しい器や、理由があって廃番になったものなどを紹介しています。
ジュエリーボックスシリーズの紹介は今回で最終回。小さな蓋付きの箱は、古さよりかえって新しさを感じる、心惹かれる焼きものばかりです。今回のラインナップは、現代ではなかなかお目にかかれないエキゾチックな柄や形が魅力です。(不定期更新)
※もともとの販売価格については、生産当時の本体価格に、現在の消費税10%をプラスして表記しています。ご承知おきください。
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こんにちは。Hasami Life 編集部のすえながです。
流行は一周回るといわれるように、1980年代に流行ったクラッチバッグが、数年前に若い人のあいだでも流行りましたよね。時代が変わると、目を向けられなかったものが新鮮に見えてくることがあります。ここでは、あざやかなカラーや珍しい形などに目新しさを感じながらも、普段の暮らしでも使える器を紹介します。
1985年頃に、波佐見町内の窯元“清山”で作られていたジュエリーボックスシリーズ。
”清山”の創業者である瀬井辰芳会長は、40年近く前から世界各地をまわり見聞を広めてきました。これまでに陶磁器製のボトルとネジを使った焼酎瓶や、保温・保冷効果のある二重構造のカップ”キーポ”を開発しています。これらの高い技術と海外の見聞をもつ清山で作られていたのが、ジュエリーボックスシリーズです。
ぷっくりふくらむ柄が魅力
チャイルドバードジュエリーは、丸みのある線で描かれた花と鳥が可愛らしいんです。鳥の絵付けに使われている黄色と緑色は、触るとわかるくらいにぷっくりとふくらんでいます。このふくらみを出すために使われているのが、上絵付という技術。素焼生地に下絵付を施し釉薬をかけて焼き上げた器の上に、さらに絵付をしています。とくに鳥の黄色と緑色は、絵具をたっぷりと塗ることで立体感を出しています。
※再生産ができないため、在庫限りで終了となります。
※生産当時8,800円(税込)で販売していたものを特別に4,730円(税込)で販売いたします。
※電子レンジ、食器洗浄機、漂白剤などの塩素系は、使用不可です。
※上絵付が施されているため、中性洗剤を使い柔らかいスポンジで洗ってください。
藍色と金の絵柄でエキゾチックに
金色をあしらった繊細な模様が特徴。じっくり眺めたくなります。トルコのイズニックタイル風な柄は、エキゾチックな雰囲気が素敵です。
ロイヤルヌーボジュエリーには、上絵付用の“転写シールが”使われています。転写シールとは、陶芸用に特別に印刷された紙のこと。専用の丈夫なシールを水に濡らした状態で貼り付けます。ここでは、一度釉薬をかけた器の上に貼りつけて高温で焼成することで模様が定着することができるのです。
転写シールは気泡が入らないように、正しい位置に注意して貼り付けなければなりません。とても繊細な作業で、この柄が生み出されています。
ロイヤルヌーボジュエリー 中
ロイヤルヌーボジュエリー 大
※再生産ができないため、在庫限りで終了となります。
※生産当時8,800円(税込)で販売していたものを特別に4,730円(税込)で販売いたします。
※電子レンジ、食器洗浄機、漂白剤などの塩素系は、使用不可です。
※上絵付を施しているため、中性洗剤を使い柔らかいスポンジで洗ってください。
ワクワク感のある蓋もの
蓋付きの器のいいところは、開けるまで何が入っているかわからないところ。中身を想像したときのワクワク感を大事にしてもらいたいので、私だったら来客時に使いたいですね。
珍味などの酒の肴や、お菓子などを入れても。蓋があるとほこりなどが入らないので、お客様に出すときも安心です。
柄をながめても楽しめて、蓋を開けるまでのワクワク感もあるジュエリーボックスシリーズ。おもてなしに使ってみてはいかがでしょうか?
(過去の記事はこちらから)
また新たな“掘り出しもの”を、楽しみにお待ちください!