食卓に寄り添う、波佐見焼の青いうつわ

食卓に寄り添う、波佐見焼の青いうつわ

2025.08.15

「波佐見焼」といえば、どんなイメージでしょうか?
思い描くイメージは、人によってさまざまかもしれません。

波佐見焼の原点のひとつとして知られているのは、白磁に藍色の絵付が施された“染付”のうつわです。
江戸時代から続く伝統的な色の美しさは、今も波佐見焼のうつわに息づいています。

そして、青色は染付として描かれるだけではありません。
呉須、色釉薬、青磁――焼きものにはたくさんの“青”があり、わたしたちの食卓を彩ってきました。

今回は、そんな“青いうつわ”に注目し、Hasami Life編集部イチオシの波佐見焼をご紹介します。


大胆な呉須の染付「karakusa」

呉須で大胆に描かれた模様が特徴的な『karakusa(カラクサ)』。
反映の意味が込められた植物の蔦の伝統文様が、現代風にアレンジされたおしゃれなうつわです。

なぶり鉢から大皿、茶器まで多様なラインナップ。
ひとつあれば食卓がパッと華やぐので、ぜひ持っておきたいアイテムです。


シンプルな深い青「Common」

サイズ展開が豊富で、シンプルなデザインが魅力的な『Common(コモン)』。
日常づかいのうつわとして、国籍や文化を問わずあらゆる食シーンを彩ってくれます。

Commonの“Navy(ネイビー)”は、深みのある色で、シンプルで丸みのある形でも軽くなりすぎず、落ち着いた印象をもたらしてくれます。
茶色い料理がよく映えますよ。


ペールトーンの色釉薬「oval」

淡い色味とゆるやかな楕円形がかわいらしい『oval(オーバル)』。
子どもから大人まで幅広く使えるカラー展開と、使い勝手のよさが魅力です。

ovalの“blue”は、クラッシックでスモーキーな色味。ペールトーンのかわいらしさと、上品さをあわせ持った素敵な青色ですよ。
料理だけでなく、食卓でのほかのテーブルウェアとの調和も楽しんで。


上品でやわらかな青磁「essence studio line」

陶磁器ブランド『essence of life(エッセンスオブライフ)』の、職人の技術を活かしたスタンダードなシリーズ、“essence studio line”。
カップやボウル、プレートに飯碗と、多様なラインナップで統一感があります。

こちらの“青磁釉”は、透き通った涼しげな青色。
すこしだけ白磁の素地を残して釉薬がかけられているので、質感の違いがさらに青磁のみずみずしさを引き出しています。
カラフルで新鮮なお野菜など、爽やかな料理にぴったりのうつわです。


鮮やかに目を引く「琉璃」

つやつやの釉薬と、イッチンという技法で描かれたホワイトラインが美しい『琉璃(るり)』。
一つひとつ手作業で描かれた伝統的な絵柄が目を引きますよね。

琉璃はその名の通り、目の覚めるような鮮やかで深い青色で、まるで宝石やガラスのような輝きを放っています。
トマトの赤色や緑など、はっきりとした色味の食材と相性がよく、ガラスなどの異素材との組み合わせも抜群。
テーブルコーディネートの主役にいかが?


青の組み合わせで食卓に遊びを。

藍色の染付の絵柄、淡い水色、鮮やかなブルー。

今回ご紹介した以外にも、波佐見焼には魅力的な青色がたくさん。
テイストの異なる青を組み合わせて使ってみるのも楽しいですよ。

上の写真では、es plate〈19cm〉dip mug〈M〉Paper Cup Smallの青色を組み合わせ、ブルーのクロスとともにコーディネートをしてみました。

青色のうつわは、食材の輪郭を引き立てたり、テーブル全体の印象を引き締めたり。
ひとつあれば、どんな季節でも、どんな料理でもおいしそうに魅せてくれる頼もしさがあります。

ぜひ、あなたの暮らしにぴったりの“青”を見つけてみてくださいね。


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この記事を書いた人
Hasami Life 編集部(すぎた)