長崎ちゃんぽんのおいしい秘密を探る!【後編】ちゃんぽん麺アレンジレシピ
本場長崎の味、長崎ちゃんぽんのおいしい秘密を探る【後編】「ちゃんぽん麺アレンジレシピ」をお届けします。
【前編】では、波佐見町でちゃんぽん麺を製造する水谷製麺さんの工場見学へ行ってきました。本場ならではのこだわり製法を知り、ちゃんぽん麺がなんだかぐっと身近に!
「ちゃんぽん麺をたくさんアレンジしてたのしんでほしい」という水谷社長の言葉を受け、料理家・写真家・フードスタイリスト・イラストレーターと多才な顔を持つ minokamo(長尾明子)さんは、工場見学の翌日、さっそくキッチンへ。簡単で手軽につくれる3つの味と、アレンジのコツを教えてくれました。
minokamo(長尾明子) さん
岐阜県美濃加茂市出身、料理家、写真家、フードスタイリスト、イラストレーター。祖母と過ごした経験がきっかけで料理家に。地の食材を活かした提案、郷土食の取材を行う。テレビ、ラジオ、雑誌各メディアでもレシピを紹介。食、手仕事、酒場を求め旅することもライフワーク! 近著は、手軽に手打ちパスタやうどんもつくれる『粉100水50でつくる、すいとん』(技術評論社)、『料理旅から、ただいま』(風土社)、PAPERSKYweb「japanese Local Cuisine」、岐阜新聞「毎日ごはん」連載中。
公式HP:http://minokamo.info/
Instagram:https://www.instagram.com/minokamo/
ちゃんぽん焼きそば&お好み焼き
「まずは水谷さんのお話にもあった焼きそばをつくってみました。具材はキャベツと豚バラ肉のみ。フライパンで具材を炒めたら、ちゃんぽん麺を加えて軽く蒸し焼きに。ウスターソースのみで味つけしましたよ」(minokamo)
焼きそばの麺をちゃんぽん麺に変えるだけで、驚くほどに食べごたえアップ! 噛めば噛むほど、小麦の味が楽しめて、一般的な焼きそばとはひと味もふた味も違う仕上がりです。ウスターソースをしっかりなじませることで、キレのある大人っぽい味わいに。紅生姜や青のりはお好みでどうぞ。
ちゃポリタン
「こちらも水谷さんおすすめの“ちゃポリタン”minokamo風。パスタの代わりにちゃんぽん麺でつくったナポリタンです。具材はあるものでOK。今回は、玉ねぎ、ピーマン、ウインナソーセージを加えました。ケチャップだけで味つけしたのですが、こちらもとーってもおいしく仕上がりました」(minokamo)
ちゃんぽん麺って、まるでパスタ! 言われなければ、気がつかないかもしれません。ゆでる時間も不要なので、パパッとごはんをつくりたいときにもおすすめのアレンジです。なすやズッキーニ、アスパラなど、季節の野菜を具材にしてもいいですね。
クリームちゃんぽんグラタン
「最後は冬にぴったりのオーブン料理を。フライパンでベーコンと玉ねぎを炒めたら、牛乳と麦みそを加えて煮立てます。さらにちゃんぽん麺を加え、温まったらオーブンウェアへ。たっぷりとピザ用チーズをかけて 220度に温めたオーブンで15〜20分焼くだけ! トースターでチーズが溶けるまで焼いてもOKです。ちゃんぽん麺1袋に対し、牛乳200ml、麦みそ大さじ2〜3を目安に味をみて調整してくださいね!」(minokamo)
麦みそのコクと甘みがクリーミー。生クリームを使わなくても、とってもリッチな味わいです。九州ではおなじみの麦みそが大活躍のアレンジレシピです。
つるんとストレートでありながら、コシのある丸太麺は、想像以上に食べ方いろいろ、アレンジいろいろ。読者のみなさんもおすすめのレシピがありましたら、ぜひ Instagram や twitter で教えてくださいね。