#波佐見焼をたのしむレシピ《しいたけ入りの雷こんにゃく》
※2023年9月6日修正
どんな毎日でも、どんな人にも、一日三回やってくる食事の時間。お気に入りの食器があったなら、おうち時間がもっとたのしくなる気がしませんか?
暮らしに取り入れやすい波佐見焼と一緒に手軽で簡単なレシピを紹介する #波佐見焼をたのしむレシピ シリーズ、6月のひと皿は『しいたけ入りの雷こんにゃく』です。いつか、おじいちゃんやおばあちゃんの家で見かけたような、なつかしい模様の器に盛りつけます。
(料理、スタイリング、写真:minokamo/長尾明子)
さっと作れるからこそ、お気に入りの器で。
ご紹介する料理は『雷(かみなり)こんにゃく』。こんにゃくを醤油やみりんなど、おなじみの調味料だけでごくシンプルに味付けした一品ですが、おかずにもおつまみにもぴったり!
こんにゃくを炒めると、ぶるぶるっと震えながらパチパチと音がして、まるで雷を思い起こさせることからこの名がつけられたそうです。今回は、生しいたけを加えて仕上げます。
一年中おいしく食べられるしいたけですが「旬」というならば、春と秋。この時期は「原木栽培」と呼ばれるしいたけが出回ります。クヌギなどの原木に菌を植え付け、野生に近い環境で育てるため、大きくなるのに時間がかかり、より希少。
一方で、通年出回っているのは「菌床栽培」と呼ばれ、おがくずなどに菌を植え付けて育てる方法です。どちらも、しいたけ農家さんの手によってていねいに栽培されていることには変わりありません。
《 6月のひと皿 》
おつまみにも、おかずにも!
しいたけ入りの雷こんにゃく
調理時間:約10分
材料(作りやすい分量)
こんにゃく…1枚(約220g)
生しいたけ(小)…6〜7個 ※大きいしいたけの場合は、3〜4個
A————————
水…大さじ4
みりん…大さじ1
醤油…大さじ1
————————
唐辛子(輪切り)…少々
サラダ油…大さじ1/2
1. こんにゃくは3cm角くらいに切る。
※スプーンなどでちぎってもOK。断面がザラザラと粗くなるので、味しみがよくなります。
2. 生しいたけは石づきを取り、大きければ半分に切る。
※石づきは土などがついたかたい部分のこと。しいたけは軸の部分まで旨みが詰まっているので、捨てずにおいしくいただきましょう。
3. フライパンに油とこんにゃくを入れ、中火にして炒める。
※油とこんにゃくを入れてから火をつけることで、少しでも油はねを和らげます。
4. パチパチ音がしはじめ、こんにゃくの表面の一部が白く変わったら、Aと唐辛子を入れてさらに炒め、汁気がとんだら出来上がり!
《今回、使用した食器》
とくさ。シダ植物の「木賊(とくさ)」を施した縦線の柄。「木賊の葉で金を磨くと光沢が増す」ことから、『金運』を呼ぶといわれています(焼きものの世界では、“十草模様(とくさもよう)”など、木賊=十草と表記されることが多い)。
● とくさ 楕円皿
● とくさ 3寸皿
● とくさ 汁次
● とくさ 徳利
● とくさ 盃<
「しいたけ入りの雷こんにゃく」を作ってみた方は、ぜひ #波佐見焼をたのしむレシピ のタグを付けてInstagramやTwitterで投稿してくださいね。また、お気に入りの波佐見焼に盛り付けたお料理への #波佐見焼をたのしむレシピ のタグ付けも大歓迎です。
野菜の旬は、生産地や品種によって多少異なります。ぜひ、みなさんの地元の食材が手に入ったときにお試しいただけたらうれしいです。来月も、波佐見町の特選素材を使ってレシピをお届けします。どうぞ、お楽しみに!
minokamo/長尾明子(料理家・写真家)
岐阜県美濃加茂市出身。料理家、写真家として全国を飛び回り、「ごはんで町を元気に!」をテーマに、各地でその土地に根差したメニュー開発、キッチンプロダクトのフードコーディネート、雑誌へのメニュー提案ほか、各世代がつながるイベントを開催。味噌料理も得意とする。各地の郷土食を取材し、紹介する活動も行っている。
【取材協力】
長崎県東彼杵郡波佐見町宿郷893-1
0956-85-8211
営業時間: 8:00~18:00
定休日: 1/1~1/5
駐車場 : 10台
(メモ)オープンしてすぐ8時過ぎが品揃えがよい(生産者さんによっては9時頃に納品)。10〜11時は混雑することが多い。
長崎県東彼杵郡波佐見町宿郷596
0956‐85‐2002(お問い合わせはHP内のフォームよりお願いいたします)
(最初から読む)