Hasami Life presents『みる・しる・つかう。波佐見焼まるごと体験コース』

Hasami Life presents『みる・しる・つかう。波佐見焼まるごと体験コース』

2025.07.25

「波佐見町に遊びに行きたいけれど、まずどこから回ったらいいかわからない。おすすめのランチスポットは?」そんなお悩みを、まるっと解決 !

波佐見在住歴2年目に突入した編集部が、1泊2日で回れる波佐見町観光モデルコースをご紹介します。


第一弾は、やきものの町・波佐見で波佐見焼を堪能できる『みる・しる・つかう。まるごと体験コース 』。
波佐見町でしかできない体験を、ぜひお楽しみください。

Hasami Lifeがおすすめしたいスポットはこちら!

波佐見町は、長崎空港から車で約1時間、福岡空港から車で約1時間30分、嬉野温泉駅(新幹線)から車で約30分の場所に位置しています。

空港や駅でレンタカーを借りると、波佐見町内を自由に回れるのでおすすめです!

福岡空港からは、「波佐見有田インター」行きのバスも出ています。そこから、有田波佐見乗合タクシーで移動することもできますよ。

【昼食~1日目 午後】ここが波佐見の新しい観光スポット! MIDOUを満喫しよう

当日、各地から出発すると波佐見に到着するのは、早くてもお昼ごろ。
まずは、話題のスポット『MIDOU(みどう)』エリアでお昼ごはんをいただきましょう。

MIDOUは、窯元やワークショップスペースなどが集まる、波佐見焼の魅力をまるごと楽しめる体験型観光エリアです。

エリア内には、ショップやレストランを含む5つのスポットが点在していて、のんびり歩きながら、まとめて散策することができます。

まだまだ開拓中のため、今後も新しいスポットが増えるかも。ぜひ、何度でも訪れてくださいね!

①予約でいっぱいの人気店で満腹に! @御堂舎

『御堂舎(みどうや)』は、2024年11月にオープンしたブッフェレストラン。
Hasami Lifeを読んでくれているあなたはもう知っているかもしれませんね。
建物やコンセプトについての詳細は、こちらをご覧ください。

御堂舎は平日でも多くの方で賑わっていることが多く、満席の日もしばしば。
訪れたい日程が決まったら、予約をしておくのが確実です。席の空き状況はInstagramのストーリーで更新されることもあるため、ぜひご確認くださいね。

御堂舎
営業時間
11:30~15:00(①11:30~ ②13:00~の二部制)
定休日
日曜日(不定休あり・Instagramの投稿でご確認ください)
住所
長崎県東彼杵郡波佐見町小樽郷757
駐車場
あり(MIDOU内共通)
電話番号
0956-37-6699
Instagram
midouya833
予約
必須(次月の予約が25日前後に開始。電話のみ受付。)
備考
ブッフェ形式(90分制)

②最新の技術を導入した窯元で、オープンファクトリー! @株式会社 高山

御堂舎でお腹いっぱいになったら、MIDOU内を散策しましょう。

波佐見の窯元の中でも最新の窯を導入した『高山』では、すべての工程を見学できるオープンファクトリーがあります。

Hasami LifeのInstagramでも人気の「パット印刷」や絵付け、釉薬掛けまで実際に職人さんが作業している姿が見学可能。予約をすると、スタッフが案内をしてくれますよ。

もちもちのシリコンパットの動きがくせになり、ずっと見ていられます。


高山のことをもっと知りたい方は、こちらをどうぞ。

MIDOUには、もう一つ窯元があります。

『有限会社 聖栄陶器』は、2025年に波佐見町の隣にある川棚町からMIDOUエリアに移転してきました。

高山とは異なり、約50mの長さのローラーハースキルンを採用していることや、釉薬掛けのロボットを複数台活用するなど、生産効率を重視した生産をしているのが特徴です。

※現在、聖栄陶器では、一般の見学は受け付けておりません。今後、見学ができるようになったら、Hasami Lifeでも情報をお届けします。

高山 オープンファクトリー(所要時間:15分〜30分)
営業時間
9:00〜16:00
定休日
日曜日・祝日
住所
長崎県東彼杵郡波佐見町小樽郷757
駐車場
あり(MIDOU内共通)
電話番号
0956-85-2558
Instagram
takayama_hasami
予約
要(お電話にて)

③オリジナルのうつわを作って思い出に。 @The Chimnney Workshop

工場見学が終わったら、ワークショップスペース『The Chimney Workshop (チムニーワークショップ)』へ。

こちらでは、オリジナルイラストを切り貼りして作る「上絵付(うわえつけ)体験」と、素焼きした生地に10色の絵の具を使って筆でイラストを描く「下絵付(したえつけ)体験」ができます。

オリジナルのうつわは、窯で焼き上げてから完成のため、受け渡しは後日。
取りに行けない場合は配送も可能ですよ!

上絵付体験は、小さなお子さまでも気軽に楽しめるワークショップ。水を使って貼るので、服が汚れる心配もありません。
下絵付体験は、素焼きの生地に好きな絵を描き、世界にひとつだけのうつわを作ることができます。イラストやデザインが得意なひとにおすすめ。


また、The Chimney Workshopの1階では、『HSOCA(ハソカ)』のろくろ体験にも挑戦できます。
優しく教えてくれるので、初心者でも安心して体験ができますよ!

成形したうつわは、後日スタッフが釉薬をかけて焼成し、ご自宅までお届けします。

The Chimney Workshop(所要時間:40分〜2時間)
営業時間
10:00〜12:00 / 13:00〜15:00
定休日
日曜日
住所
長崎県東彼杵郡波佐見町小樽郷757
駐車場
あり(MIDOU内共通)
電話番号
080-8589-2967
Instagram
takayama.workshop
予約
要(じゃらんから
HSOCA(所要時間:30分〜1時間)
営業時間
9:00〜16:00
住所
長崎県東彼杵郡波佐見町小樽郷757
駐車場
あり(MIDOU内共通)
電話番号
070-4753-8649(7名様以上でご予約の場合は、直接お電話を。)
Instagram
masanorimotooka
予約
要(じゃらんから

【 1日目 夕方 】波佐見のお土産選びも忘れずに!

波佐見焼ができるまでのオープンファクトリーや、さまざまなワークショップをたっぷり楽しんだ後は、お気に入りのうつわさがしと、波佐見焼の歴史に詳しくなれるスポットに出かけましょう。

④波佐見焼の歴史も、お気に入りのうつわ探しも。 @くらわん館

『くらわん館』は、波佐見町内の約34社の窯元・商社のうつわが一同に会したスポット。

1階のショップには、個性豊かなうつわがずらり。
入口付近には手頃な日常使いのうつわ、奥には作家さんの一点物などが並び、価格帯も幅広く網羅しています。
お気に入りのうつわ探しに、もってこいのスポットですよ。

うつわ以外に、地酒や地みそなどの取り扱いもあり、ここに来ればお土産選びには困りません !

そんなくらわん館の2階には、波佐見焼の歴史がわかる資料館があります。
400年以上続いてきた波佐見焼の成り立ちや工程を、実際の焼きものの史料を通して知ることができるスポットですよ。

くらわん館(所要時間:30分〜1時間)
営業時間
9:00〜17:00
定休日
年末年始
住所
長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2255-2
駐車場
あり(やきもの公園内)
電話番号
0956-26-7162

【宿泊】夜は、波佐見町の生活体験! 地元の人と過ごす特別な時間。

波佐見町の夜は、長い。 1日目は、少し早めに切り上げて宿へ向かいましょう。
Hasami Lifeのおすすめは、地元の人と仲良くなれる民宿やゲストハウス。

⑤実家のような安心感のある宿 @民泊 美のり窯

『民泊 美のり窯』は、生地屋・焼きもの作家を営む傍ら、波佐見町に来る観光客を受け入れている、知る人ぞ知る宿泊スポット。

美のり窯さんは、松崎康則(まつざきやすのり)さん・久美(ひさみ)さんご夫婦で営まれています。編集部員が実際に宿泊をして、あたたかいおもてなしをしていただきました。

「手作り・手描き」にこだわった陶芸作家でもある松崎さんが作陶したうつわで、おいしい手料理をいただきます。

じっくり煮込んだスペアリブ。ほっくほくのじゃがいももおいしかったです。

長崎のお魚は新鮮で臭みがなく、弾力たっぷり。九州醤油は甘いので、県外の方にとっては挑戦の瞬間になるかも!

康則さんが描いた魚のうつわがたくさん。釣りの話になると、康則さんの目がキラリ。釣り好きの方は話が盛り上がります!

松崎さんご夫婦と一緒にお夕飯をいただきながら、色々なお話をして楽しみました。

ふだんは波佐見町で生活しているわたしたち編集部も、松崎さんのお宅にいる間は時間を忘れてすてきなひとときを過ごすことができました。

じつは、3年前に左半身が不自由になってしまった久美さん。
民泊をやめようかとも考えたころ、康則さんから言われた「体が不自由になっても、しゃべるのは得意じゃないか」というひとことで続ける決心がついたのだとか。

今でも、いろんな地域から来られたお客様とお話しできるのがとても楽しい時間で、活力になっているのだとお話してくれました。

【 2日目 朝食 】

2日目のはじまりは、松崎さん家の朝食を。
前日から浸しておいたフレンチトーストは、ほんのり甘くバターの塩味がほどよく効いて大満足の逸品。

早く目覚めた人は、久美さんと一緒に朝ごはんを作れちゃう!

サラダもたっぷり。栄養満点の朝ごはんでとっても嬉しかったです!
美のり窯
住所
長崎県東彼杵郡波佐見町折敷瀬郷696
駐車場
あり(最大2台)
電話番号
0956-85-3818
Instagram
minorigama

波佐見町観光協会に電話しておすすめの宿を聞いてみるのも◎

【 2日目 午前中 】波佐見町歴史文化交流館で波佐見町にくわしくなろう。

美のり窯さんの余韻に浸りつつ、チェックアウトした2日目の午前中は、ゆっくりとできるスポットから。

⑥古民家をリノベーションしたほっとひと息つける空間 @波佐見町歴史文化交流館

波佐見焼だけじゃない! 波佐見町の歴史や文化を知ることができるスポットは、『波佐見町歴史文化交流館(通称:波佐見ミュージアム)』。

古代から現代まで、波佐見町の歴史がどこよりも詳しく展示されています。

建物は古民家をリノベーションしたもので、古い梁や柱が残っているところも見どころ。

常駐しているスタッフに展示のガイドをお願いすることもできますよ。
2021年にオープンした当時のコンセプトなどは、こちらのよみものでご覧ください。

⑦おいしいコーヒーと憩いの空間で旅の振り返りを。 @喫茶室はなれ

2024年に波佐見町歴史文化交流館内にオープンした『喫茶室はなれ』。

ミュージアムの青々としたお庭の景色を眺めながら、スタッフとおしゃべりをしてゆっくり過ごすのにぴったりです。

店主こだわりの「バスクチーズケーキ」 や波佐見町産の米粉を使った「チョコチャンククッキー」など、おいしいスイーツとこだわりのハンドドリップコーヒーが楽しめますよ!
波佐見町歴史文化交流館(※所要時間:30分~1時間)
営業時間
9:00~17:00(最終入館 16:30)
定休日
火曜日
住所
長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷1010-1
駐車場
あり
電話番号
0956-85-7355
Instagram
hasami_rekibun
予約
不要
喫茶室はなれ
営業時間
10:00~17:00(L.O. 16:30)
定休日
火曜日
住所
長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷1010-1
駐車場
あり
電話番号
050-1720-8532
Instagram
hanare__hasami
予約
不要

【2日目 昼食】スパイシーな異国の味を、波佐見町で。

2日目のお昼ごはんは、ピリッとスパイスを。旅の疲れも吹き飛ばす本格的なインドカレーをご紹介します。

⑧2024年に新しくオープン! 本格インドカレー @Undo

『Undo』は、2024年にオープンした本格インドカレー屋さん。
実際にインドを旅した安藤さんご夫婦が、週替わりのカレーを提供しています。その時々で変わるメニューを楽しみに、何度でも訪れたくなります!

毎年、冬から春にかけて行われる「波佐見焼コラボランチフェア」では、人気の波佐見焼「HASAMI PORCLAIN」とコラボした特別メニューもありましたよ。
2025年1月に開催されたランチフェアの特集はこちらからご覧ください。

Undo
営業時間
月火水 11:00~14:30(L.O. 14:00)/土日祝 11:00~15:00(L.O. 14:30)
定休日
木・金(不定休あり)
住所
長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷1112-1 DANCHI 101
駐車場
あり(4台)
Instagram
undoindia
予約
不要(人数が多い場合は予約推奨)

【2日目 午後】やきもの以外にはこんな体験も!

じつは、波佐見町って焼きものだけじゃないんです。
レストランに行くとよく見かける「食品サンプル」が、どうやってできているかご存じですか?
2日目の午後は、食品サンプルの工房へ行ってみましょう。

⑨わくわくの食品サンプルづくり @日本美術

『食品サンプルの日本美術』は、野田祐輔さんが営む魅惑の食品サンプル工房。扉を開けるとおいしそうなサンプルがたくさんの、夢のような空間が広がっています。

そんな日本美術さんでも、体験ができるんですよ。

わたしたちが体験したのは、天ぷらづくり。好きな具材に衣をつけて作る“天ぷら”と本物そっくりに作るのが難しい“レタス”の2つを作ることができます。

ほかにもミニパフェ作り体験やミニチュアワンプレート作りなどの体験があり、作ったものは持ち帰ることができます。旅行の思い出になること間違いなしですね。

食品サンプルの日本美術(所要時間:1時間〜2時間)
営業時間
11:00~17:00
定休日
不定休(Instagramの投稿でご確認ください)
住所
長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷1789-3
駐車場
あり(2〜3台分)
電話番号
090-9561-3415
Instagram
ff_hasami
予約
要(電話・InstagramのDMから)

あなたは、どんな波佐見を楽しむ ?

波佐見町に移住したおおさわ・すぎたがおすすめしたい、波佐見の魅力的なスポットをピックアップしたモデルコース第一弾。

ご紹介した通りにめぐってみるのも、それぞれのスポットを組み合わせてオリジナルのコースを組んでみるのもおすすめです!

実際に波佐見を訪れた際には、どんなコースをまわったか、ぜひ教えてくださいね。


今回取り上げた以外にも、おすすめしたいスポットはまだまだたくさんあります。引き続き、よみものやInstagramでご紹介していく予定なので、チェックしてみてください!

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まだまだあります!波佐見焼のワークショップ

⑩ポップでかわいいイラストやカラフルな転写紙で絵付け @南創庫(西の原)

波佐見焼の人気ブランド商品を取り扱っている『南創庫』では、10周年を迎えたブランド「Common」のワケあり品のうつわなどに上絵付体験ができます。

イラストレーターのミヤタチカさんのイラストを使った転写紙は南創庫限定。カラフルな色転写紙も、好きに切り貼りしてOKです。

Hasami Life編集部が体験をしたときは、予定を大幅にオーバーして熱中してしまうほどでした。大人もハマる体験になっています。

南創庫(所要時間:40分~2時間)
営業時間
11:00~18:00
住所
長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4
駐車場
あり(西の原の駐車場と同じ)
電話番号
0956-76-7214
Instagram
minamisouko
予約
要(前日の18:00までに電話で予約)

⑪和紙を使った下絵付け @陶芸の里 伝習館(中尾山)

古くから多くの窯元が集まる『陶郷 中尾山』にある『伝習館』は、波佐見焼の技術を習い、伝える場所として建設されました。
現在は、焼きものづくりのワークショップスペースとして、和紙を使った下絵付体験を行っています。

陶器まつり期間中、出張ワークショップをしていたときに編集部員・おおさわが体験してきました。

和紙の形に合わせて絵の具をスポイトで流していきます。
何度か重ねることによって濃淡が生まれます。
じゅわっとした独特な濃淡は、和紙でしか出せない味わい。

伝習館(所要時間:約2時間)
営業時間
10:00~12:00 / 13:00~17:00
住所
長崎県東彼杵郡波佐見町中尾郷332
駐車場
あり(約5台)
電話番号
0956-85-6127
Instagram
densyuukan_833
予約
InstagramのDMにてお問い合わせください。

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この記事を書いた人
Hasami Life 編集部(おおさわ)