波佐見のお雑煮レシピと、雑煮碗。
みなさん、どんなお雑煮を毎年食べていますか? 外ではなかなか食べる機会のないお雑煮。出汁の種類、おもちの形、メインの具材......それぞれの地域性や家庭の特色が出やすいものですよね。
そこで今回は、長崎県波佐見町のあるご家庭のお雑煮レシピをご紹介します。みなさんのなじみのお雑煮と、どのくらい違うでしょう? 波佐見焼の器への盛り付け例と一緒にお楽しみください。
お雑煮をつくってくれたのは、波佐見町出身・在住の兒玉涼子(こだま りょうこ)さん。町内のボランティアガイドを務めるなど、精力的に活動してらっしゃいます。
材料や調味料の分量は人数によっても異なり、味付けもいつも目分量だそう。波佐見のお母さんのつくり方、ということで、ざっくりのレシピをどうぞ。今回は5~6人前を想定してつくっていただきました。
ある波佐見のお雑煮の材料
・焼きあご(あご=トビウオのこと)
・丸もち
・鶏もも肉
・白菜
・かまぼこ
・大根
<調味料>
・料理酒
・薄口醤油
・塩
①焼きあごで出汁をとる
②あごだしに丸もちをひたす
③鶏肉を切って出汁へ
④野菜とかまぼこを切る
⑤具材を入れて煮て、味付け
⑥盛り付ける
どんな器で食べる?
完成したお雑煮は波佐見焼に盛り付けていただきました。土のあたたかみを感じるもの、蓋付きのものなど、3つのコーディネートをお楽しみください。焼きもの以外にHasami Life で扱っている漆椀もご紹介します。
・ ido碗
・すゑひろ碗
※すゑひろ碗には絵柄が3種類あり、絵柄によって値段が変わります。上記の表示価格は「梅花」の柄のものです。
・Commonの漆椀
涼子さんのおうちの、ハレの日の器。
せっかくなので、兒玉涼子さんがおうちで使っている私物の汁椀も見せていただきました。涼子さんのお義母さんの代から使ってきたお品だそう。
波佐見焼と、晴れやかな気分で新年を。
「ざっくりした説明でごめんなさいね。それにこれは私のつくり方だから……波佐見町でも、いろんなお雑煮があるのよ」と教えてくれた兒玉涼子さん。
私たちHasami Life 編集部も波佐見町に住む方々に聞き込みをしたのですが、本当に各家庭でさまざまでした。白菜を使う人、そうではなく九州でお正月によく食べられている"かつお菜"を使う人。かまぼこを入れる人と入れない人。潔く、出汁に白菜とおもちだけという人。バリエーションは無限にありますが、ひとつの形として児玉さん家のお雑煮、ぜひみなさんも試してみてください。
やっぱり「我が家のお雑煮」が食べたいなあという方は、今日紹介した波佐見焼にいつものお雑煮をよそってみる、なんてどうでしょう? 器で気分を変えて、新年を晴れやかにお迎えしませんか。
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