Hasami Life presents 波佐見町観光モデルコース『焼きものの郷の源流をめぐるコース』
「波佐見町に遊びに行きたいけれど、まずどこから回ったらいいかわからない」「おすすめのランチスポットは?」そんなお悩みを、まるっと解決 !
波佐見在住歴3年目に突入した編集部が、波佐見町観光モデルコースをご紹介します。
第一弾は、やきものの町・波佐見で「みる・しる・つかう」を1泊2日でまるごと体験できるコースでした。
第二弾の今回は、「やきものの郷の源流をたどるコース」。
波佐見焼の源流・中尾山を中心にめぐります。
中尾郷から鬼木郷にかけては、2026年に国の重要文化的景観にも指定されたエリア。
建物や自然が好きな方におすすめです。

波佐見町へのアクセスや町内の移動は、基本的に車がおすすめ。
午前中から回りはじめると、夕方には回り切れるショートコースです。
車移動のほか、歩いて散策する場面も多数。履きなれた靴で回るのが安心ですよ。
移動時間や各スポットの所要時間の目安もまとめてみたので、参考にしてみてくださいね!

窯元をめぐり、人々の暮らしにふれる中尾山
焼きものの町らしさを感じるには、はじめに中尾山(なかおやま)に足を運ぶのがおすすめ。ここにはたくさんの窯元が集まり、江戸時代から焼きものづくりの営みがある場所です。
波佐見有田ICからは、車で10分ちょっと。細く曲がりくねった道が多いエリアなので、運転にはご注意くださいね。

車を「中尾山交流館」の前に止め、中尾山を歩いて回ってみましょう。
交流館は、中尾山の散策エリアのなかではほぼ頂上に位置しています。ここを起点にすると、行きは下り、帰りは上りと道が覚えやすいですよ。

①世界第二位の窯跡でロマンを感じて@中尾上登窯跡
まずは、中尾上登窯跡(なかおうわのぼりがまあと)を目指しましょう。
最も大きな通りを少し下って、横道からまた登って、到着。
33の窯室、全長約160mを誇る世界有数の巨大登り窯だったというだけあって、思わず見上げてしまいます。ここで、江戸時代の庶民の器「くわらんか碗」や、醤油を輸出する容器「コンプラ瓶」が大量生産されていました。


上まで登っていくと、なかなか大変な坂であることがわかります。
当時、ここで働いていた職人さんたちは行ったり来たりしながら焼きものを運んでいたのです。そうして、いまにつながる焼きものを残してくれたのだと思うと感慨深いですね。
②陶芸の神様に会いに@陶山神社
中尾上登窯跡をあとにして、陶芸の神様がまつられているという陶山神社を目指します。
波佐見焼の歴史にふれながらの散策は、とてもぜいたくな時間です。
このあたりは坂のアップダウンが多かったり、細い道が続きます。登窯のふもとから、てくてく歩くと見えてきました。

陶山神社は中尾郷を見渡せる丘の上にあり、鳥居の向こうには青空が広がっています。
見渡すと、レンガづくりの煙突がたくさん。現在は使われていませんが、煙突の数だけ窯があり、人々の営みがあるのがうかがえます。



③個性あふれる窯元でおかいもの
山からの景色を堪能したら、次は山を下りながら窯元をたずねてみましょう。

中尾には、民家が立ち並ぶなか小さな工場が点在しています。
暮らしと隣り合わせで続いてきたものづくりを感じながら、実際に手に取っておかいものができますよ。



- 住所
- 長崎県東彼杵郡波佐見町中尾郷982
- 電話
- 0956-85-4344
- 営業時間
- 8:30〜17:00(ギャラリー見学可)
- 定休日
- 土曜日・日曜日・祝日 ※中尾山交流館にて常設展示あり
- touhou.ao
- webshop
- ao-shop.jp
- 住所
- 長崎県東彼杵郡波佐見町中尾郷929
- 電話
- 0956-85-3359
- 営業時間
- 10:00〜17:00
- 定休日
- 水曜日
- akaigura1851
- 住所
- 長崎県東彼杵郡波佐見町中尾郷639-1
- 電話
- 0956-85-5305
- 営業時間
- 10:00〜12:00、13:00〜17:00
- 定休日
- 不定休
- issingama
- 公式サイト
- issingama.com
④地元の方との交流の場@文化の陶 四季舎
焼きものをたっぷり見てまわったら、お腹もすく頃。中尾山でランチにおすすめなのが、「文化の陶 四季舎」です。

こちらを切り盛りするのが、畑中さんご夫妻。あたたかな接客に、ついつい長居してしまいます。
また、ここは中尾山の交流拠点として、地元のお仲間が集う場所にもなっています。地元ならではのレア情報が聞けるかも。


波佐見の黒米を使ったちょっぴり辛めのカレーは定番の人気メニュー。手作りの小鉢もついて、旅の合間に癒やされる味です。
窯を使ったピザ焼き体験(要予約)なども楽しめますよ。
- 住所
- 長崎県東彼杵郡波佐見町中尾郷660
- 電話
- 0956-27-6051
- 営業時間
- 10:00〜15:00
- 定休日
- 木曜日
波佐見の米どころ! 棚田が一面に広がる鬼木郷
史跡めぐりにおかいもの、食事もしたら、中尾山をあとにして「鬼木の棚田」を目指します。
波佐見の窯業の源流である中尾郷と農業が中心の鬼木郷は、隣同士。棚田の展望所にも車で5分ほどで到着しますよ。
⑤見渡すかぎり美しい棚田が続く景勝地@鬼木の棚田
約400枚もの石垣で米作りが行われてきたといい、「日本の棚田百選」にも選ばれている棚田。
夏には青々と美しい棚田を、秋には黄金色の稲穂を……、季節ごとに棚田の表情を楽しめる、波佐見の代表的なスポットです。
6月の灯火まつり、9月の棚田まつりなど、イベントも盛んに開催されています。

⑥地の利を活かしたこだわりのお茶づくり@原田製茶
棚田を見渡す展望所から車で3分ほど、さらに上へ登ると、棚田の最上部に「原田製茶」があります。山に囲まれた鬼木で、盆地を活かしたお茶の栽培と製茶を行っています。
展望所から歩く場合は急な上り坂が待っていますが、大自然を満喫したいなら、頑張って徒歩で向かうのもおすすめ。

原田製茶には、茶畑、工場のほか、販売スペースを備えた茶室があります。訪れる際は事前に電話で問い合わせをしてみてくださいね。

こちらで作られているお茶は、「蒸す」製法にこだわった、旨みあるまろやかな味が特徴。一日の散策の疲れも吹き飛ぶような、味わい深〜い一杯です。
なかでもお茶の奥深さを感じるのが原田製茶最上級の茶葉「鬼木みどり 心茶(こころちゃ)」です。少し冷ましたお湯で煎れた一煎目は、なんと出汁のような味わい。二煎目、三煎目と味が変化していくおもしろさをぜひ体感してみて。


- 住所
- 長崎県東彼杵郡波佐見町鬼木郷25
- 電話
- 0956-85-3047
- haradaseicha
地産食材のおみやげはこちらでも▼

- 住所
- 長崎県東彼杵郡波佐見町鬼木郷990-5
- TEL & FAX
- 0956-85-7416
- 営業時間
- 8:00〜12:00 / 13:00〜17:00 ※昼休憩あり
- 定休日
- 日曜日、毎月第一・第三土曜日
- 駐車場
- 道路をはさんで向かいに10台以上あり
陶磁器のおみくじにカステラ! 波佐見の旅の思い出を持ち帰ろう
鬼木をあとにしたら、いよいよこのコースも終盤。
旅の思い出に、波佐見ならではのお土産が手に入るスポットを訪れましょう。
⑦由緒正しきパワースポットで、ここにしかないおみくじを@金屋神社
鬼木郷から約5分、山の中車を走らせると到着するのが、「金屋(かなや)神社」。
742年に建立されたという歴史ある神社で、地元の方々に大切にされてきました。

標高が高く、澄んだ空気が流れます。長い階段を上り、境内へ。
波佐見焼の「コンプラ瓶」をモチーフにしたオリジナルのおみくじやお守りを手にすることができます。
カラフルなおみくじ(各500円)は、どれも波佐見の窯元で一つひとつていねいに作られたもの。

ここでしか手に入らない、波佐見ならではのおみくじは、必ずゲットしたいですね。

- 住所
- 長崎県東彼杵郡波佐見町金屋郷2493
- 電話
- 0956-85-6728
- kanayajinsha
⑧ぎゅっと濃密なカステラをお土産に @福田屋本舗
長崎を訪れたら、外せないのはカステラ。波佐見町で買うなら、1954年創業の地元で愛される名店「福田屋本舗」で。
現在は2代目の女将さんが継がれ、シンプルで飽きのこないカステラを焼き続けています。

国産はちみつをたっぷり使い、しっとりとやさしい味わいが人気です。
極上のおいしさに、思わずフォークが進みます。
一切れから購入可能ですが、せっかくならば、半斤以上のサイズがおすすめですよ!

- 住所
- 長崎県東彼杵郡波佐見町折敷瀬郷2136
- 電話
- 0956-85-2212
- 営業時間
- 12:00〜17:00(水・木・金曜日)
- fukudaya.castella
あなたはどんな波佐見を楽しむ?
波佐見焼のはじまりである中尾山をスタートして、あっという間の一日。窯跡を歩いて波佐見の歴史を知り、棚田やお茶園などで人々の暮らしにふれて。
由緒ある神社や地元で長く愛される老舗にも立ち寄ることができて、さまざまな波佐見の魅力を発見した今回のコース。
焼きものを「買う」だけではない、町の歴史をまるごと味わう旅を、ぜひ体験してみてください。
今回取り上げた以外にも、おすすめしたいスポットはまだまだたくさんあります。引き続き、よみものやInstagramでご紹介していく予定ですよ!
みなさんも、実際に波佐見を訪れた際には、どんなコースをまわったか、ぜひ教えてくださいね。
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