HOME よみもの 器と技 【Hasami Life 限定】朱色の判子のカップ登場! 2021.04.27 【Hasami Life 限定】朱色の判子のカップ登場! by Hasami Life 編集部 Hasami Life 限定色のカップが数量限定で発売になります! 判子シリーズの3つの柄に、かわいい朱色が仲間入り! 通常カラーの青と組み合わせてもかわいい、目を引く朱色の判子の器の登場です。それぞれ約50個ずつご用意しました。 <限定色の販売について> ・Hasami Life でのみ50個ずつ販売します。Web以外では今後、波佐見町内ではイベント時などに販売する可能性があります。 ・売り切れ次第販売終了となります。現時点では再生産・再販売の予定はありませんので、ご承知おきください。 ・ほかの通販サイトなどへのお問い合わせはご遠慮ください。 こんにちは、Hasami Life 編集部のくりたです。 Hasami Life 限定の器をつくりたい。できるなら、Hasami Life でお買い物をしてくださる方によろこんでもらえる商品を、わたしたち編集部で企画してつくりたい。そんな思いが形になりました。 波佐見を拠点に陶磁器デザイナーとして活動している阿部薫太郎さんにご協力いただいて、Hasami Life 限定商品のはじめの一歩として「essence of life」のカップで限定色をつくることにしました。 通常販売している、青い呉須と呼ばれる絵の具で判子が押されたカップ。 イチからの商品開発には、膨大な時間と検証が必要になります。ですが、みなさんが楽しみにしている波佐見陶器まつりシーズンまでに、なにか新しい商品をお届けしたい。そんな思いで、まずはすでに販売している器の色違いをつくることにしました。 判子の器は、阿部薫太郎さんがデザインする「essense of life」というブランドの商品。伝統的な絵柄でありながら、モダンな雰囲気のデザインが人気です。 通常の青い判子の器について、過去には下記の記事でご紹介しています。 「ふくらむ線、たまる色。判子の器。」 「判子の器が焼き上がるまで」 Hasami Lifeの限定商品ということで、編集部は器の制作現場を見学させてもらい、職人さんたちと話をしながら、新しい朱色の器をつくることができました。 判子 猪口 【Hasami Life 限定色】 1,100円(税込) 詳しく見る ゼロの境地から生まれた判子 今回、限定色のために、新しく判子をつくってもらいました。青い絵の具用の判子を使いまわすと色が濁ってしまうためです。判子を手がけているのは、波佐見町のお隣の佐賀県武雄市にある「小林はんや」さん。過去には3代目がテレビ番組の「TVチャンピオン 全国はんこ職人選手権」で優勝したことのある、超絶技巧の判子屋さんです。 判子を彫ってくださった3代目の小林伸語さん。 「どんな難しい図柄の判子であっても、線の輪郭の部分を彫るという点ではすべて同じです。線の輪郭に沿って、一切ずらすことなく”ゼロの地点”に彫刻刀を入れることができれば、どんな判子も彫ることができます」とのことでした。 通常の名前の判子だけでなく、古くから有田焼・波佐見焼に使う判子の制作をしてきた小林はんやさん。判子を押す人が使いやすいようにと考えて、丁寧に制作してくれました。この手仕事も、私たちの器づくりの大切な一部です。 NEW! 赤いひょうたん 赤い判子の器は、「うさぎ」と「ゆきはな」のデザインはそのままですが、ひょうたんについては新しく異なる判子をつくりました。ほかの器となじむ青の絵の具と違って、赤は目を引く華やかさがあります。従来のスポンジ判子で赤い面積を大きくすると少々イメージと違う、ということで、阿部薫太郎さんと話し合って、ゴム判子に。かわいらしさと品のある仕上がりになりました。 判子を決める前の試作では、手描きでアウトラインを描いてもらいました。試作は通常販売している青い判子の制作にも携わっている窯元・中善さんにご協力いただきました。 ゴム判子(写真左)とスポンジ判子(写真右)、どちらがいいか試作をしてもらい、焼き上がったあとで阿部薫太郎さんと話し合いました。「どちらもいい!」と悩んだのですが、今回はゴム判子に。 ちなみに、通常の青い判子のカップと、朱色のカップをセットで使うのが編集部のおすすめ。お祝いのプレゼントにもぴったりの組み合わせです。 ご家族で一緒に使ったり、来客用に準備しておいたり、いろんなシーンで並べて使っていただけたら、テーブルが華やぎます。 ふちには朱色の線をくるり ひょうたんの判子のほかに、もうひとつデザインに違いがあります。これは3つの柄に共通ですが、朱色の判子はふちの内側にくるりと細い線が引かれています。 ろくろで器を回し、線を入れていく。こちらも手作業。 かわいらしさがプラスされ、締まりのあるデザインに。上から覗き込んだときにも綺麗な朱色が映えます。 内側の底に押される判子も、朱色に統一されています。 使い方はいろいろ! このカップは"猪口(ちょこ)"と名付けられているのですが、フリーカップとして幅広く使うことができます。使い方をご紹介しますね。 いちごなどのフルーツを入れて。 抹茶アイスを入れて。アイスクリームやヨーグルトを食べるにもちょうどいいサイズ。 Common プレート 270mm Gray にヤリイカとアサリのソテーを、ひょうたんの猪口にポテトのフライを盛り付けて。(料理:カフェのモンネ・ルギ・ムックさん) Common プレート 270mm Navy にスパニッシュオムレツと温野菜を、うさぎの猪口にひよこ豆のサラダを盛り付けて。(料理:カフェのモンネ・ルギ・ムックさん) HASAMI PORCELAIN プレート 255mm Black にごはんや揚げナスを、ゆきはなの猪口にグリーンカレーを盛り付けて。(料理:カフェのモンネ・ルギ・ムックさん) お茶やジュースを飲むカップとしても使えますし、お菓子をちょっと盛りたいときにも、ちょうど使いやすいサイズです。 波佐見焼の手仕事を大切につくった、わたしたちHasami Lifeだけの限定色です。数は限られてしまいますが、みなさまのテーブルに新しい華やぎをもたらす器になれれば幸いです。 (最初から読む) ふくらむ線、たまる色、判子の器。 判子の器が焼き上がるまで。 【取材協力】 株式会社中善 http://nakazen-yakimono.co.jp 小林はんや http://kobayasihanya.jugem.jp 判子 猪口 ¥1,100 判子 角小皿 ¥880 判子 角皿 ¥1,210 プレート 270mm ¥3,410 プレート 255mm ¥4,950〜 Tweet 前の記事へ 一覧へ戻る 次の記事へ Hasami Life 編集部 この記事を書いた人 Hasami Life 編集部 関連記事 2023.09.16 【開催中】Autumn Fair in OYANE 〜秋の味覚をたのしむ波佐見焼〜 現在、波佐見町の陶磁器ショップ『ÔYANE(オーヤネ)』では、Autumn Fairを開催中。「秋の味覚をたのしむ器」をテーマに多くの波佐見焼を集めました。Hasami LIfeでは、一部商品を期間限定で販売スタートです。 2023.09.08 【波佐見焼】最新人気ランキング(2023.8.1~8.31) 2023年8月の『Hasami Life人気波佐見焼ベスト5』を紹介します。今月はシンプルだけど使いやすいアイテムが多数ランクインしています。 2023.09.01 【新入荷】美しい白磁と繊細な手描きで人気の波佐見焼「枝小鳥」 筆跡が見える手描き。余白を活かしきった程よい彩色。都内のセレクトショップでも大変人気の波佐見焼「枝小鳥」がHasami Lifeに登場! こちらの器をつくる窯元『陶房青』さんのヒストリーとともにお届けします。
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