HOME よみもの 器と食 【15時のおやつ】波佐見陶箱クッキーがうちへやってきた! 2021.02.24 【15時のおやつ】波佐見陶箱クッキーがうちへやってきた! by Hasami Life 編集部(ながみね) 波佐見の暮らしや焼きものにまつわる話、そしてちょっぴりプライベートなことまで。編集部員が自由気ままに綴ります(不定期更新)。 +++この記事は、2021年2月24日に公開したものです。波佐見陶箱クッキーの色や柄などの最新情報は オンラインショップ「STORES」でご確認ください。 波佐見発の新しいおみやげが発売になると聞きつけ、とっても楽しみにしていました。というのも、わたしは箱やカンカンいっぱいに詰まったクッキーが大好き。味や形、焼き色までいろいろなクッキーがフタを開けると、いっせいにこっちを見てる!(ようにわたしは感じている。笑)。 あの幸福感といったら。世の中にクッキーの集合体がきらいなひとなんているんでしょうか、いないですよね、ねぇ、みなさん?(笑) そんな幸せのかたまりが、波佐見焼でできた陶器に入っているなんて! 間違いなく可愛さMAXに違いありません。先行発売は限定数と聞いていたのでなんとかゲットしようと、発売日・発売時間にパソコンの前に座り、めでたくポチッと購入に成功いたしました。わーい、パチパチパチ。 先日、商品が届いたのですが、これが想像以上に可愛くってうれしくなってしまったので、「今月のコラムはこれしかない!」と今、これを書いています。ネタバレしたくない方はここでストップですよ! じゃじゃじゃじゃーん!これが波佐見陶箱クッキー!手のひらにちょうどのるくらいのサイズ感です。陶箱の製造はもちろん、波佐見の窯元さん。中に入っている米粉のクッキーは、波佐見町鬼木地区の農家のお母さんたちの手作り。町の技術を集めて完成した陶箱クッキーなんですよ。それだけでなく、「地域内循環」をテーマに開発されているのも特筆すべきところ。波佐見焼を作るときに使用する“石膏型”を砕いて土壌改良した田んぼで、クッキーに使っている米粉専用米『ミズホチカラ』を育てているのです。 焼きものを生み出す際にどうしても出てしまう産業廃棄物に処理を行った上で改めて農業に使用することで、土に返して循環。これらには土のpH(ペーハー)を変えずにカルシウムを補給する効果も期待されているといいます。実験は昨年から。現在は町役場で土壌分析などをしているところだと波佐見町観光協会の佐藤さんが教えてくださいました。 波佐見陶箱クッキーには、クッキーだけでなく、焼きものの町だからこそのあたらしい未来への試みが詰まっているんですね。 こちらが中身ーーー!クッキーがいっぱいです♪クッキーはひとつひとつ手作り、3〜4人で焼き上げているそうです。長崎の塩をアクセントにしたディアマンクッキーや波佐見のお茶っ葉を練り込んだアイスボックスクッキー、きな粉の風味豊かなブールドネージュなど、特産品をふんだんに使った7種類はすべて違う形をしているんですよ! 波佐見で昔、醤油を入れて運んでいたといわれる“コンプラ瓶”や、庶民に愛されていたお茶碗“くらわんか碗”をモチーフにしたクッキーなど、本当にほんとうに手が込んでいます。 「おいしい波佐見のお米を生かして特産品を作ろう!」と生まれたこのプロジェクトは、3〜4年前からスタート。クッキーの試作は2年くらい前からはじまり、焼き加減や水分量などを変えて月1くらいで試作してきたそうです。初めは、米粉の粒が粗くてなかなかうまく行かなかったようですが、2020年10月に細かい粒の米粉を作れる新しい機械を導入したことで試行錯誤が本格化。特にお茶と紫芋のクッキーは色をきれいに出すのが大変で、鉄板のどこの位置で焼くのがベストなのかを何度も試し、ようやく完成。今回の発売にこぎつけたそうです。 陶箱の柄はヘリーボーン・鹿の子の2種類。カラーバリエーションは黄・赤・白の3種類です(わたしは「鹿の子」の「白」を選びました)。 波佐見焼は磁器が主流ですが、これは陶器なんです。しっかりした手触りと温かみが感じられる風合いは、お茶時間にぴったり。陶箱のフタはお皿にもなるのもうれしいポイント! とても癒やされるんですよね。一緒に使っているティーポットとマグカップは、半分陶器&半分磁器の HASAMI PORCELAIN(ハサミポーセリン)。素材がリンクしているからなのか、やはりとても馴染むというか、相性がいいですよね。 ティーポット 85mm 詳しく見る マグ 85mm Medium 詳しく見る リーフレットにも書かれているようにクッキーを食べおわっても、いろいろな使い方ができます。ああ、なんて楽しい陶箱クッキー。この可愛さと優秀さにすっかりトリコです。次に波佐見へ訪れるときは一般発売が始まっているはずなので、もうひとつゲットして重ねて使いたいなぁと妄想中。ちなみに波佐見町観光協会としては新しい色も検討中だそうですよ! 要チェックですよね。わくわくです。 米粉特有のぎっしりした食感がなんとも味わい深く、毎日でも食べられそうなクセのない甘さ。手間ひまかけてていねいに作られたクッキーが詰まった波佐見の新しいおみやげ。とても可愛いパッケージで届くので、お土産にはもちろん、贈りものにも最適。自分へのごほうびにもおすすめですよ。 3/6からはオンラインショップと波佐見町「陶芸の館」内の波佐見町観光協会窓口での販売がスタートします。みなさんもぜひ、チェックしてみてくださいね。 (ながみね) ◉波佐見陶箱クッキーhttp://hasami-kankou.jp/archives/10747 【一般販売】 2021 / 03 / 06(土) ▼陶芸の館内(一社)波佐見町観光協会 窓口(長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2255-2)▼オンラインショップ「STORES」https://info965.stores.jp/ 【販売価格】 3,520円(税込) ※オンラインショップでは別途送料がかかります。 (最初から読む) 【15時のおやつ】今日のおやつは、ちょっとかための焼きプリン 【15時のおやつ】ジュワッと音がする、長崎カステラに出逢う。 【15時のおやつ】モンブランとHASAMI PORCELAIN 【15時のおやつ】白い器の包容力 【15時のおやつ】ハッピーバースデー、Hasami Life!! Tweet 前の記事へ 一覧へ戻る 次の記事へ Hasami Life 編集部(ながみね) この記事を書いた人 Hasami Life 編集部(ながみね) Hasami Life に立ち上げから携わる編集部員。3年前、初めて訪れた波佐見町に魅せられ(鬼木棚田からの眺めは国宝級!)それ以来、波佐見町や長崎県内にちょこちょこ出没。ここ数ヶ月は波佐見のおいしい空気が吸えなくて、とてもさみしい想いをしている。食や暮らしの企画に関わることが多く、波佐見焼の魅力についても絶賛勉強中! bowl-food 関連記事 2022.06.25 【15時のおやつ】大人ブラックでつくる、夏のマイコーヒーゼリー。 波佐見の暮らしや焼きものにまつわる話、そしてちょっぴりプライベートなことまで。編集部員が自由気ままに綴ります。今回は、ブラックコーヒーでつくる、ちゅるんとおいしいゼリーのお話です。(不定期更新) 2022.03.18 【期間限定10%OFF】新生活が華やぐうつわをプラス! もうすぐ新生活! 引っ越してひとり暮らしをスタートさせたり、パートナーと一緒に住みはじめたり、新しい仕事にチャレンジしたり。そんな新しい一歩の“おとも”におすすめのうつわを紹介します。応援の気持ちを込めて、この記事に掲載した波佐見焼は期間限定10%OFFです! 2022.03.11 ずっと暮らしのベーシック!波佐見焼 “ Common” のうつわ大特集 【保存版】これ以上、日常のうつわで頼もしいブランドはない。そう言い切れるくらい扱いやすく丈夫で、かつ丁寧にデザインされた「Common」のテーブルウェア。サイズ展開がとっても豊富なので今回はサイズ選びをHasami Life 編集部が徹底的にサポートします!
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