HOME よみもの 波佐見を歩く フォーの店『COYANE』オープン! 2020.08.13 フォーの店『COYANE』オープン! by Hasami Life 編集部 波佐見焼のギャラリー『OYANE(オーヤネ)』のすぐ横に、新しく『COYANE(コヤネ)』ができました。名前の通り『OYANE』よりちょっと小さな屋根の、フォーの店です。 『COYANE』は今年2020年の8月8日にOPENしたばかり。どんなお料理を味わえるお店なのか? 私たちHasami Life 編集部がランチを食べに行き、料理の監修をはじめ深く関わっているフードコーディネーターのNAOさんにお話をうかがいました。 NAOさん代官山、中目黒を中心に20年ほどカフェ・レストランやグロッサリーストアの運営に携わる。そのほか、ファションを中心としたケータリングや企業CMなどのフード撮影なども行う。波佐見町との関わりは、2015年ごろから。人気スポット西の原の『GROCERY MORISUKE』の立ち上げにバイヤーとして参加。今回もフードコーディネートをはじめ、料理指導なども行っている。 波佐見町の素材で、からだにやさしいフォーを。 ――どんなコンセプトで『COYANE』のメニューを開発されたんですか? NAO 今回のコンセプトは「シンプルでからだに優しいフォー」です。 フォーはベトナムを代表する料理ですが、『COYANE』では異国の雰囲気を打ち出すのではなく、地元の方にも気軽に足を運んでいただける店を目指しています。 本場ベトナムの麺を使用したフォー。 ――「からだにやさしい」というと、具体的にはどのようなところにこだわっていますか? NAOまず添加物を使わないということですね。それから、毎日食べても飽きない味を目指しました。 素材にもこだわっています。現在も九州の野菜を中心に使用しているのですが、今後はさらに地元の農家さんとも交流を深めて、この町の食材を中心に使っていきたいですね。フォーの麺も、ゆくゆくは波佐見産の米粉で、自家製のものをお出しできたらと考えています。 ――メインメニューであるフォーはどんなお味ですか? NAO フォーのスープは、有田地鶏の出汁をベースに、多くのスパイスとハーブを使った本格派です。具材はチキンとビーフ、シーフードから選べるようになっています。今後は季節に合わせて、野菜のみのトッピングや冷たいフォーもメニューに追加する予定です。 チキンのフォー。単品800円、セット900円。セットでは生春巻きか揚げ春巻きを選べる。パクチーなど香草は別添え。 ビーフは食欲をそそるピリ辛味。単品で900円、セットで1000円。 シーフードにはエビとあさりがトッピングされている。単品で900円、セットで1000円。 セットで選べる、生春巻きと揚げ春巻き。 自家製のスイーツでカフェタイムも。 ――『COYANE』はフォーだけでなく、スイーツやドリンクも豊富ですね。 NAO運営に携わる西海陶器株式会社の児玉盛介会長からは、「カフェとしての機能も充実させてほしい」とアイデアをもらい、メニュー開発を行いました。 ベトナムシェアNo. 1のコーヒー豆を使ったベトナムコーヒーや、紅茶といったドリンクと、ホームメイドのプリンやベトナムの伝統的なチェーなどのスイーツもご用意しています。おしゃれにデザインされた店内で、リラックスしてカフェタイムを楽しんでもらいたいです。 クリームとベトナムコーヒーの粉末がトッピングされたプリンと、練乳の入ったベトナムコーヒー。各500円。 ごろっと果実のフルーツティー、600円。 マンゴージュースとココナッツアイス。各550円。 ベトナムの伝統的スイーツ・チェー550円。日本のぜんざいのような存在。 ―― 器も、どれもすてきですね。 NAOデザートも含め料理を出す器のほとんどは、この地の特産品である波佐見焼を使っています。東京で雑貨バイヤーをしている大澤さんと一緒に、コーディネートを行いました。大澤さんは『GROCERY MORISUKE(グロッサリー モリスケ)』の立ち上げから一緒に参加してくださっている方で、波佐見焼のことも理解してくださっています。 使用する器。どれも波佐見町でつくられた波佐見焼。陶磁器はHasami Lifeで取り扱っているものも多い。 春巻きの小皿はこちら! 詳しく見る フォーの丼はこちら! 詳しく見る ココナッツアイスの受け皿はこちら! 詳しく見る ヘルシーな料理で、新たなランチの選択肢を。 ――NAOさんは普段東京でお仕事をされていますが、波佐見町にはどんな印象をお持ちですか? NAO波佐見町に関わるようになって、長崎県を訪れる機会も増えました。おいしいお魚やお肉を食べられる、すてきな土地ですよね。 ――料理の味付けは、違いますか? NAOそうですね、波佐見町に来ると、比較的味が濃いものや、油をたっぷり使った料理が多いなあと思っていたんです。 ――窯業や農業などが盛んな土地なので、仕事でからだを動かす人も多く、そういう料理が好まれやすいのかもしれません。 NAOその一方で、女性を中心に違うニーズも増えてきているように感じています。波佐見町は観光客も増えているので、私たちがランチのバリエーションを豊かにできたら、よろこんでもらえるかなと。ヘルシーなものが食べたいときに、ランチの候補に『COYANE』を入れていただけるよう、これから頑張っていきたいです。 ――NAOさん、ありがとうございました。 ランチにも、ちょっとした息抜きにも。 波佐見町だけでなく、長崎県内でもベトナム料理店はあまり多くありません。本格的なフォーが気軽に食べれるのは、とてもうれしいです。今回、私たちHasani Life 編集部がとくに気に入ったのは、デザート! ホームメイドのプリンやチェーに大盛り上がりでした。 『COYANE』は波佐見町に住んでいる方にも、遊びに来た方にも、ぜひ一度立ち寄っていただきたいスポットです。ランチやちょっとした息抜きに利用してみてはいかがでしょう。 『COYANE』 <住所> 長崎県波佐見町折敷瀬郷2204-4 <電話番号> 0956-56-7611(8/17に開通予定) <営業時間> 11:30〜17:00(ラストオーダー 16:30) 火曜日は定休日 <運営> 有限会社 陶器の窯蔵 リムプレート 100mm ¥1,100 vit ディープボウル〈S〉 ¥2,640 あみ 5寸皿 ¥0 ゆめじ 5寸皿 ¥0 タンブラー 200ml ¥660 Tweet 前の記事へ 一覧へ戻る 次の記事へ Hasami Life 編集部 この記事を書いた人 Hasami Life 編集部 関連記事 2024.03.22 今年は来んと? 波佐見陶器まつりHISTORY 波佐見陶器まつり』の歴史について、過去の写真を振り返りながらご紹介したいと思います。たいへん貴重な昔の町の様子も登場しますよ。 2024.03.15 波佐見町で食べたい!スイーツ特集 Vol.3 +【番外編】駄菓子屋さんを紹介! 波佐見町にはおいしいスイーツを提供するお店がたくさんあります。今回は第3弾。町内にある2つの飲食店と2つの駄菓子屋をご紹介します! 2024.02.02 山脇りこの旅エッセイ 【後編】 波佐見焼、澄んだ白とすべすべの秘密。 長崎市内の観光旅館で生まれ、波佐見焼に囲まれて育った料理家・山脇りこさんによる旅エッセイ【後編】の公開です。いよいよ、白磁の美しさの秘密が詰まった「陶土屋」と、実際に焼きものに仕立てる「窯元」を訪ねます。
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